スピーカー修理日記 -55ページ目

スピーカー修理日記

世界のオーディオスピーカーのあれこれを紹介します。

Acoustic Reserch AR6

ar6

ウーハーはアルニコマグネット、厚手で柔らかいコーンにJBLでも見るようなコーンツィーター。

やはりARといえば名機のAR3aが代表的ですが、AR3aはソフトドームのツィーターとミッドレンジ、コーンは柔らかいがこのAR6とは質もタイプも少し違う。

こんなにバランスの良いスピーカーですが、アッテネーターの酷い接触不良もAR3aと同じ所は非常に残念。

HARTLEY-220MSG

220MSG 25cm

非常に特殊なスピーカーです、コーンはガーゼのような布に石膏のようなものを塗付し固めた物で不用意に触っているとコーンを割ってしまうくらい硬い。しかしエッジ部はゴム状の物が塗ってあり、かなり柔らかくなっています。写真ではわかりにくいのですが、構造はダブルコーンなっています。

写真右上のように蝶ダンパーを採用しボビンは鉄になっています。どれを見てもかなり特徴的な構造です。

特性はグラフのように高域までバランスよくフラットに出るスピーカーです。

DIATONE DS1000のウーハー

ds1000 30cm

写真上2枚は、痛んだセンターキャップの状態。

なるべく目立たなくなるように写真下まで修正。他の紙センターキャップとは違い、痛んだセンターキャップに折れた癖がクッキリ、素材が布の為、折れていた部分の繊維がテカリ、形は修正したもののどうしても折れ癖の模様が薄っすら、もう少しテカリがなければ元の状態なのですが。

このユニットは本来、重低音のよく出る物なのですが、経年変化によりエッジが硬化し低音が出なくなっている物が殆どです。ウレタンエッジのように目で見てエッジがボロボロであれば交換修理に出すのですが、そのままの状態で硬化するこのユニットの場合、そのまま使用し「低音が出ない」と思われている方も多いのではないでしょうか。

SANSUI W-166B & W-163B

w166w163 30cm

上記のユニットは山水のダブルウーハーに使用されているユニットですが、一般的にはダブルウーハーは同じユニットが2個ずつ付いた物ですが、この山水の場合は、口径は同じ30cmでフレームとマグネットは同じですが、コーン紙とセンターキャップはは全く異なるタイプです。フレームはデッドニングされておりサンスイがこだわって作った事がわかります、このコーンの違いにも何かこだわりがあるのではないでしょうか。非常に珍しい。

SANYO S16J41B

nsc 16cm

昨日同様のユニット今度は、センターキャップの意味。

赤・・・センターキャップあり写真左

青・・・センターキャップなし写真右

勿論、ゴミ除けの意味はありますが、グラフでわかるように2.5kHz~4.5kHzにかけての乱れを押さえています。

普通はダブルコーンやセンターキャップなどには、それなりの意味があり付いていますが、昨日のダブルコーンの有無を見る限り、このユニットに関して言えば、5.5kHz~8kHzに少し違いがあるものの殆ど意味が無いという事もいえます。

SANYO S16J41B

wctest 16cm

このスピーカーを使用しWコーンの有無による実験。

赤・・・Wコーンあり(写真左)

緑・・・Wコーンなし(写真右)

普通に考えればWコーンがある方が高域が出ると考えていましたが、結果は10kHz以上に関してWコーン無しの方が出ています、これはWコーンによる干渉のせいで、打ち消されていたのかも知れません。

TANNOY Rectangular York

yoku HPD385

いつもユニットのみの修理でなかなかお目にかかることの無いBOXです。

本来は写真左にはネットが張ってあり、バッフルの穴に補強の柱があるなど見えませんが・・・。

タンノイの場合、同ユニットで異なるシステムが色々あり、中でもこのレクタンギュラーヨークは、人気のあるモデルです。

JBL LE8T

le8tm 20cm

上記のグラフの問題は、グラフ赤ですがこれはコーンが少々沈んだ状態だったのです。

一般的にユニットはBOXに入れた状態では、横に向けた状態で使用し、上の写真のように上や下に向けては使用しませんが、倉庫などに長期保管し上や下に向けているとコーンの重量で沈んだり飛び出たりします。

特にショートボイスコイルのユニットでは少しの事でコイルが一部磁気回路から外れこのような特性の違いが起こります。

このユニットもコーンを正しい位置に修正する事で、グラフ赤がグラフ青のにピッタリそろいました。

くれぐれも長期保管にはご注意を・・・!

JBL LE8T & FOSTEX FW187

le8tfw187 20cm

赤・・・JBL LE8T

青・・・FOSTEX FW187

高域に関してはセンターキャップの違いもありFOSTEXのユニットはウーハーらしく全く出ていない。

低中域に関してはよく似ている、写真でわかるように全くコーンのタイプが異なりFOSTEXはカーボンコーンにコルゲーションもある。

このグラフから見ると、FOSTEXにダブルコーンやセンターキャップを交換することで高域もフルレンジなみに出せる気もします。時間と物がある時に又実験が出来れば・・・!

JBL LE85 & Coral M-100

le85m100

青・・・JBL LE85

桃・・・Coral M-100

測定してみるとよく似た特性、高域はLE85の方が少々出ています。

このM-100もオーディオマニアの中では非常に人気のあるユニットです。