スピーカー修理日記 -38ページ目

スピーカー修理日記

世界のオーディオスピーカーのあれこれを紹介します。

SONY 200A002

200A002

この平板ユニットは写真左下でわかりにくいのですが、底にダンパーと写真下中央にコーンとマグネットの間に上部のダンパーになっています。

コイルは4個ありますが中心にダブルダンパーがあるためセンターがズレる事は無いのですが。

今回は写真右上、コーンの中心ののリングの周りで、コーンの表皮と裏のボビンの接着が離れ、センターに納まらず、ビビリの原因になっていました。

APMの中でもこのユニットで過去に何度か同じ事がありました。

エッジを交換しても、このコーンの剥離を解決しなければ、使えません。

SONY LaVoice SS-A3

ssa3

これだけ良い音のするスピーカーも経年変化でエッジが硬化し低音が出なくなる残念な事になっていました。

本来はこのグラフ特性だったはずですが、現存する物は低域が弱くベース音が頼りない感じです。

試聴しているうちにエージングされfo90Hzが80Hzくらいまで下がってはきましたが、限界があり次にエッジをほぐし48Hzまで下げ低域が戻りました。

SS-A3をお持ちの方はこのスピーカーの良さを見直して見てはいかがでしょうか。本来の低域が戻ると音の歯切れが良く何ともいえないボーカルが蘇ります。

SONY LaVoice SS-A3

ssa3

エッジをほぐしBOXに取り付け、右下にあるように指でエッジを同じ力で押してみました。

左が硬化したエッジ、右がほぐした後のエッジ柔らかくコーンの動きもスムーズ。

音楽を聴いても低域までゆとりで鳴っています、更にボーカルの鳴りはLa Voiceという名前にあるように絶品です。

メーカーの思い入れはかなりのもので、写真下にあるようにネジには銅製のワッシャー、写真左下のようにセンターキャップのまわりには低域を出す為のウェイトリング。

Triode TRV-A300SE

trva300se3

先日のアンプ内部の写真に不足していた、日本製コンデンサーの写真を写しました。

nichikonと書いてあるのがわかります。

他の抵抗も全て日本製が使用されています。

先日はウエスタンの300Bと交換して聴き比べてみましたが、今日は6NS7をSYLVANIAに交換し聴き比べてみましたが、殆ど違いは感じられませんでした。

300b

SONY 1-544-372-11

sony-1-544-372-112 16cm

写真左下のようにウーハーエッジに4箇所、ブチルゴムのようなパットが貼ってあります。更にツィーターの周りにも要所要所にフェルトが貼ってあります。このSONY SS-A3こだわりが感じられます。

今回このスピーカーを自分で鳴らして見たくて入手したのですが昨日書いたように、そのままでは低域が物足りないので、foを下げてみました。

今回はエッジが硬化してコーンの動きが悪くなっていたので、エッジをほぐす事でfoを下げ低音を出るように改善しました。物によっては硬化がひどく、手荒く触るとわれる事もありますのでご注意下さい。しかし割れても割れなくても、エッジが硬化した状態では本来のユニットの性能はでません。

SONY 1-544-372-11

sony-1-544-372-11

SONY SS-A3(写真右下)ですが、外観も機能的にも問題はないのですが、音楽を聴くとベース音が軽い音で低域が物足りない感じがします。

ウーハーを確認するとfo90Hzと異常に高い、確かにこれでは低域が出ません。

緑・・・改善前のウーハー

桃・・・改善後のウーハー

グラフ緑のfoを下げる事でグラフ桃はfo48Hzになりました。

TRV-A300SE

trva300se2

裏ブタを開けて驚き。コーンデンサーは全て日本製が使われていました。

またトランス類は全て赤茶の大きなケースの中にまとめられています。

この内容から考えると昨日書いたお買い得というよりも超お買い得ですね。

Triode TRV-A300SE

trva300se 300Bシングル

試聴した感想は、300B独特のやさしい感じの音のように思います。

次にウエスタンのオールド300Bに交換して聴いてみました。

微妙に違います、少しですがクリアーな音に変わりました、元のままでも300Bの良さのある十分良い音のするアンプです。

ウエスタンの300Bとの値段の差を考えると、このアンプ(標準価格168000円)はお買い得ではないでしょうか。

Richard-Allan20spong

昨日ダブルコーンのスポンジ実験でコーラルというのは間違いで、下記のFOSTEXのユニットです。

このユニットではスポンジはコーンに接着されているので残念ながら取り外して比較することは出来ませんでした。

20rg08

AXIOMの方式よりこちらの方が歪を減らす効果は大きいようです。

しかしこのFOSTEXの方法はAXIOMのようなダブルコーンのフチとメインコーンの幅が広いと幅広いスポンジをつける必要があるので、無理があるようです。

Richard-Allan20spong 20cm

フォステックスでダブルコーンユニットでメインコーンとサブコーンの間にスポンジの付いたモデルがありましたが、これも昨日のAXIOM同様、歪に影響があると思い別の20cmダブルコーンユニットで実験してみました。

赤・・・ノーマル

青・・・スポンジつき

桃・・・ノーマル

緑・・・スポンジつき

高域に関して1dbくらい下がるもののグラフ緑の歪はグラフ桃に対して激減している事が確認できました。