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スピーカー修理日記

世界のオーディオスピーカーのあれこれを紹介します。

808

先日、高級パーツで作られた808のアンプを紹介したのですが、状態をもう少し詳しく。

初段の真空管が、回路から見て異なる真空管が付いていたそうです。

プレートの赤熱は過電流が原因だったのですが、規格値より20%以上多く流れ過ぎていた為です。

(プレート損失限界を超えて80Wちかく流れていて、現在は50Wまで下げたそうです。)

TRUSONIC 120FR & JBL D131

120frd131 30cm

同30cmユニットで軽量コーンのJBL D131と比較してみました。

赤・・・TRUSONIC 120FR

青・・・JBL D131

500Hz以下のグラフでもわかるようにマグネットの強弱の違いはハッキリ現れています。さすがにD131のマグネットは15インチのD130と同じだけあって大きく強い。

高域に関しては、コイルの径が違いもあり径の小さい120FRの方が出ています。


TRUSONIC 120FR

120fr 30cm

軽量コーンで形状はカーブドコーン、特性はフラットに出ています。

TRUSONICは迫力の大型マグネットの15インチは聴いた事があったのですが、12インチは年に1・2セット修理に来るくらいです。

国内にはあまり出回っていないようですが、個人的にも非常に興味深いユニットです。

SONY SS-A3

sony-1-544-372-11

SONY SS-A3のユニットはSS-A5とは全く異なった考えで作られたように思います。

特性を見ていると過去に測定したLowther PM-7に似ているように思えてきました。700Hz~7kHzまでの盛り上がりなど何処となく似ています。
Lowther PM-7

pm7rtt

このSS-A3は発売当時3万円/1台、SS-A5は10万円/1台の上位機種にはSS-A7という20万円/1台もするモデルもあるようです、どんな音がするのか興味深いところです。

SONY LaVoice SS-A5

ssa5h 20cm

SONY LaVoice SS-A3
sony-1-544-372-11 16cm
LaVoiceの兄弟シリーズ、どちらも素晴らしいシステムですがウーハー特性を比べてみると全く異なった特性をしています。特性を見る限りには兄弟シリーズとは思えません。

それにしてもSS-A5のウーハーの特性は優秀なフルレンジのようにフラットでています。

あまり知られてはいませんが名機といえるでしょう。

SS-A5はヤフオクで15,000円~20,000円前後で入手可能です。

corx3h 25cm

グラフで赤もわかるように高域までしっかり鳴っていてトップシンバルの音もよく出ています。

このようにシーメンスコアキシャルもシングルで使用する分にはジャズを聴くにも向いているといえるでしょう。

また、グラフ青の3パラでは高域が控え目でおとなしく聴こえクラシックに向いています。このシステムは2パラでも4パラでもなく他では見ない3パラというのは、これがちょうどいいバランスなのでしょう。

808

自作アンプらしいのですが、使用されているパーツはどれも高級品。中でもトランスは特注カラーで塗装が統一されています。

修理に来たときには、プレートが過電流で真っ赤になっていましたが現在は調整された状態です。

また他の真空管は間違った物が付いていました。

シーメンスコアキシャル

corx3h 25cm

赤・・・シングルユニット(16Ω)

青・・・3パラ(トランス付き20Ω)

この写真のシステムは大きな平面バッフルの中央に写真右下のバッフル板が取り付けられるようになっています。

グラフ赤のシングルユニットでは16Ωで、これが3パラ接続ではトランスが付いている為20Ωになっています。

グラフのように高域の打消しがハッキリとわかります。

SONY LaVoice SS-A5

ssa5
SONY LaVoice SS-A3

sony-1-544-372-112

SS-A3に比べSS-A5は上位機種で細部にわたり共振止めの処理がされています。中でもエッジ部に付いているブチルゴムはおそらく歪を消す作用があるのではないかと思い。

同様にブチルゴムの付いているSS-A3のウーハーからブチルゴムを外してみました。

残念ながら思ったようにグラフでわかるような結果は出ませんでした。

上記、SS-A3グラフはエッジをホグシfoを下げた時の物で、今回のブチルゴム実験とは関係ありません。しかし最終的にホグス時にブチルゴムが邪魔になり、外す事にしました。

まだSS-A5は、外していないのですが。

SONY LaVoice SS-A5

ssa522

いろいろなテストを繰り返した結果、ネットワークを使用するよりも2.2μFのコンデンサをツィーターに付けることでグラフ赤のようにフラットに出るようになりました。

予備実験としてツィーターのプラスマイナスを反転させて測定するとグラフ青のようになりました。

SS-A5をお持ちの方、一度試してみてはいかがでしょう。