スピーカー修理日記 -106ページ目

スピーカー修理日記

世界のオーディオスピーカーのあれこれを紹介します。

先日のFOCALに久々にキャンセルマグネットを付けてみました。

focalt120kcm

赤・・・ノーマル

青・・・キャンセルマグネット付き

グラフ上少しだけ出るようになっています。

見ての通りマグネットも大きく磁気効率もいい為、ほぼ磁気が飽和状態で他のユニットのようにグラフ上極端に変わる事が無かった。しかしこの次元で少しであっても上がるという事は音にはかなり影響する。

今日は写真を写す余裕がありませんでした、JBL4343のミッドレンジ2121ですが、いつもであれば何の問題も無く、あっという間に修理出来るのですが・・・。リコーンの形跡あり、オリジナルはコーンに肉厚もあり内部損失も大きく比較的柔らかいコーンなのですが、リコーンパーツでも後期物でコーンは硬く薄い勿論、特性も違うでしょう。データ比較もしたかったのですが今日に限ってクロネコヤマトさんが来る時間が迫っていて、比較もできなかったのです!それだけではなく、磁気ギャップも大きくエッジ交換に何の問題も無いはずのユニットが・・・センターが決まらないんです、2本とも!明らかにリコーン時の取り付けミスです。かなりひどいですね、経験の少ない方が交換されたんでしょう。これならリコーンしない方が特性的にも機能的にも良かった気がします。結局ヤマトさんを待たせましたが、出荷する事は出来ました。

タイトルにあるようにフランス製のカーオーディオで有名なFOCALです。

focalt120k

ペアだったんですが、2本ともボイスコイルが無い状態でした。、全く何も残って無く。元の状態はわかりませんでした。2本ともボイスコイルを作ることにし、取り掛かったのですが、今回は3個目にして特性をそろえることが出来、見事に再製されました。2本を揃えるため通常、ボイスコイルを作り特性が合うまでいくつも、いくつも創るんです。ほんと地道な作業です。

セレッションのドームツィーター

cleBX

非常に珍しい構造をしている、写真左上のようにボビンの部分とドームの部分がつなぎ目が無く一体構造になっている。写真中央のようリング状のテープ上の物でにドームの淵からフレームにかけてエッジが形成されドームを支えている。1本断線で修理完了し左右を測定してみると・・・。

赤・・・良品

青・・・断線修理済み

始めに赤の特性を測って、ドーム正面に金属のスリットのカバーがあるので高域で共鳴し波打っているのだと思っていたら、修理した青の方が素直なカーブになっている。これはもう1本の良品だと思っていた方も音は出ていても擦っているのか、何か問題がありそうだ。

本来のダブルコーンに戻してみました。先日のボロボロのメーカー不明ユニット

16cm

しかし1本では元々の状態がわからず、ダブルコーンの正確な大きさや硬さもわからず一番近そうな物にしてみました。色に関してはコーン自体がペイントされている為、どうしていいのかわかりませんがこんな感じでどうでしょうか?喜んでいただければいいのですが。

SONY 036A001 平板角型ツィーターです。

sony036a001

ご自分で苦労されたらしく、ボビンをかなり傷めていて凹凸があり確かに擦っています。凹凸を修正し戻せば簡単に思えたのですが、2人がかりでも大変!!試行錯誤の末、何とか収まり、テストしてみると・・・???擦っているというより、違うビビリ有り!!・・・もう一度、開けて、チェックしてみると、この小さな平板角型コーンはアルミハニカムになっており、そのハニカムとコーン表面が部分的に剥離しビビリ音になっていました。予想以上に大変な修理でした。(左上のコーン裏から見た写真中央にうっすらハニカムの形が見えています、ボビン修理前)

GOODMANSのAXIOMらしいのですが、ユニットに型番が無いのでよくわかりません。

AXIOM30

確かにこのマグネットの雰囲気は、AXIOM80のようで、正面のダブルコーンはAXIOM201や301のようにも思えます。調整で来たのですが、マグネットのネジなどがゆるめてあって、センターもマグネットもズレて・・・。輸送中にボイスコイルにダメージを 痛めて無くてよかったです。

当社も始めてみるユニットで、かなり珍しい。音もとても良い、時代も古くおそらく高額だったのではないかと思います。

H氏のモニターレッドですが、低域がそろっていないそうで、本人は「マグネット抜けかも・・・」と思い持ち込んできたのですが・・・。

red01

測定してみると、マグネット抜けではなく、異常にFoが高い事に問題がありました。本来30~40Ω位のはずのFoが70Ω以上あったのです。しかも左右Fo値が違っていれば低音の鳴りもバラついてきます。

原因はエッジ部分に塗られたダンプ剤の塗りすぎと長年にわたり誇りなどを吸いつけ硬化した事によるFoの上昇でした。上記の写真はダンプ剤を念入りに取っているところ・・・。

あっという間に製作が進んでいました。

amp12

今回も配線図は頭の中!構想ではもちろん水銀整流管使用のチビAMP。ケースの都合上、正面にスイッチやボリュームを配置できない為、球の近所に配置されるそうです。

・・・とblogを書いているうちに・・・完成してしまいました。

amp13

アンプについて書きたかったのですが、久々に神戸のH氏がTANNOYのモニターレッド の調整に来たので詳しくは後日。

再修理ということでD130が来た。

d130

・・・再修理って・・・始めてみましたこんな仕事。確かに丁寧に綺麗に仕上げています・・・がうちの仕事ではありません、エッジ部分を綺麗に切り取りクロスエッジを移植しノンコーティング仕上げ。・・・ていうかこの状態見るのが始めてなのに再修理といわれてもねぇ。たぶん勘違いでしょう。クロスエッジそのままでは空気が漏れ本来の特性が出ません。クロスエッジにコーティング処理をしてエアー漏れを防ぐ方が本来の特性に近いと思います!エープリールフールだけど、嘘じゃないですよ!!うちじゃ無いです!