スピーカー修理日記 -104ページ目

スピーカー修理日記

世界のオーディオスピーカーのあれこれを紹介します。

また来ました。Focal 型式不明、ベリリュウムツィーター!

focal2

前回の物はドームの素材がキュプラでしたが、今回はベリリュウムです。症状は前回同様ボイスコイルの焼失!ドームの素材以外は同じようなので、またボイスコイルを作る事で再生可能だと思います。

ドーム素材によりどう特性が変わるのかが楽しみです。

このところ、タンノイがおかしい先日もボイスコイルに接着剤がはみ出し センターに収まりにくい物があったが、今回も・・・。

珍しくセンターキャップを無くしたユニットで、これなら純正リコーンキットに入っているセンターのガイドが使えると思い早速やってみたところ、どうやってもコイルが擦っている。何度やり直してもいっしょ!よくよく確認してみると、写真右のようにボイスコイルの線がはみ出し接着剤で固まった状態、引き出し線も宙に浮いている、これも初期からでしょう!前回に引きつづき今回も・・・、過去にこのような初期からのケースはTANNOYに限っていうとあまり覚えがありません。

hpd385bj

これも何処からか「TANNOYボイスコイル製造不良を当社に修理に送れ」って謎の信号 でも降っているのでは???

この仕事を10年やっていますが、東芝のSP-38U1Aは過去一度しか来たことが無い珍品です!

それが今日2件別々の所から修理依頼があり、別々に届いたのです。

sp38u1a

珍しいユニットこういった事は過去に何度もありましたが、どう考えても不思議なことです。論文が書けるかもしれない!全く違う所にいる何も関係も無い人が、何故か同じ珍しいスピーカーを同じ時期に当社に修理に送りたがる!?偶然にしては・・・!やはり宇宙から謎の信号でも降り注いでいるのかも知れません。ちなみにどちらもセットもほぼ同程度、かなり美品です。

とにかくこの珍しい東芝のユニットを早く修理しデータを残しておこうと思います。

このTANNOYも左右で形状が違う!3108ですが。

3108

写真でおわかりのように、同じペアなのに・・・フレームが違うんです。正面から見るとほぼ同じなんですが裏から見るとフレームの形状も色も全く違うんです。分解していて思うのですが、写真下、左右の中央付近ダンパーを止めるネジ4本ずつが、左はボルトで右はナット。その付近を見ても形状が違うでしょう!本当に変わったメーカーです。日本人の感覚では理解できない。

久々に外れています。・・・ダンパーが黒い色の所からして、リコーン暦あり・・・。

以下の写真のようにエッジを貼り付け、ロール形成していた所、センターが定まらない。2231と違い2235は悩む必要が無いくらい一発で決まります!外観は同じですが、2235はダンパーが硬いのです!もう一本はもちろん綺麗に出来たのですが、・・・そうです、ダンパーの接着が70%剥がれていました。接着剤を付け乾くまで修理中断ですよ!

2235

この傾向はJBLのリーコーン済みユニットにのみ見られます。

先日修理に来た、frender BASSMAN 真空管が一本破損していました!・・・内側にはアスベストがあり、持ち主が飛散防止処理をしていました。本日引き取りに、こられたので色々聞いてみると、このアンプは1956年頃の製品で箱の出来も良く、素材であるパイン材の乾きも良い事でこの音が出ているそうです。アメリカのミュージシャンが同じ仕様のアンプを作ってもパイン材の乾きの違いで同じ音にはならなかったそうです。最終的に古い家屋に使われていた、パイン材で箱を作ったところ、同じになったそうでうす。いまのマーシャルのアンプはこのアンプのコピーが原点になっているそうです。ちなみにこのアンプ中古で100万円だそうです。

今回の修理代は5000円だったんです、お客さんは大喜びで帰ったんですが、ちょっと安すぎませんか?お客さんもいってました。・・・っていうか、直してくれる所が無いそうですね。

bassman

こんな銘機をごみ扱いしてしまう、PSEって法律っていったいなんだったんでしょう?ほんとお騒がせです。

VACの型番不明!50年くらい前の物ですが。

vac

シーメーンスのコアキシャルのツィーターに付いています。この時代にはかなり似たものも多くフィリップスなどもよく似た形をしていた。このタイプが好きで集めている方もいるみたいです。写真ではわかりにくいのですが、コーンの中心にセンターキャップはなく、中心にネジがありフィックスエッジというかどう表現していいのかわかりませんが、コーンを根っ子(一般的に云うダンパー)で支えています。最近のスピーカーではこのような構造は見ることがありません。

トランスとシャーシが新たに手に入ったらしく!!

ampnew

せっかくだからトランスをシャーシに乗せておこう・・・って言っていたはずが有り合わせのパーツも付けてアンプが出来てしまいました。845のアンプの時には1000vなので間違って触って感電死しないように気を付けていたのですが、今度は400vだから少々大丈夫って思っていたら、ビリビリ!!!!思わず持っていたピンセットを放り投げ手しまいました!!危ない!!

TANNOY HPD385のボイスコイルに接着剤が・・・。

hpd385b

片CHだけだったのですが、上記のように2箇所も接着剤が付いている!HPD385は磁気ギャップも広く少々であれば大丈夫だと思いますが、これはボイスコイル組み立て時からこの状態なのでしょう!コイルを擦っていた形跡が無いのが幸いです。勿論接着剤の部分を削り落としてから組み立てました。これを見ながらドクターQ氏と話していたのですが、タンノイって同じ型番でもフレームの作りが色々違って、そのロットごとに全く違う工場で作っているような気がします。全体的な作りの仕様は同じなのですが、細かなところが様々違いすぎるんです。お国柄の違いのようです。

Fender Bassman、ビンテージアンプが修理に来た。

bassman

古めかしいJensenの25cmスピーカーが4本入っている。使用中に倒してしまい、それ以後バリバリ音が出て使い物にならないそうです。たぶん衝撃で真空管が駄目になったのではないかと思われます。その昔このアンプをマーシャルがコピーして作ったそうです。ビンテージ楽器はPSEでも話題になったのでためしに計ってみるとOK!がでました。そんなはずはありません。まだ壊れているのでまともに計測できないだけで、勿論PSEマークは無理でしょう!