久しぶりの更新です。
moeが帰ってきて以来、夜の時間の会話が弾むので、PCに向かう時間がほとんど無くなってしまったせいです。何だかんだ言って娘が家にいるって嬉しいです
そんな中でもちょっと悲しい出来事がありました。
moeは前の職場を辞めると決めた直後に「次は飲み屋で働きたい」と言い出しました。
お菓子屋さんに勤めたものの、実際に製造をやるよりもお客さんの接客をする方が好きと感じたそうで、これはもう製造担当になってから言い続けていたことです。
高校時代の同級生が飲み屋に勤めていることもあり、「moeなら絶対やれるよ」と誘われたんだとか。moe自身もそう言われてまんざらでもなく、やってみたいとの気持ちが強くなったそうな。
当然私達は大反対です。
飲み屋に客として行く男の立場から見て、飲み屋のお姉さんがどれほど大変なことか…
はっきり言って、酔客なんて犯罪者の集団です
セクハラ、パワハラなんて言葉は飲み屋の辞書に載っていません。ましてや女性のみの職場。環境が良いはずがない。
3年半の過酷な労働と不規則な食事のお陰で肝臓の状態も悪い。酒を飲みながらの夜の仕事なんて体の方も心配です。
ところが、いくら止めても親の言うことなんて聞きゃしません。もともと言い出したら意固地なくらい意見を曲げない子です。何を言っても「覚悟は出来てる」「挑戦したいんだ」と反論するばかり。でも、moeの話を聞いていると、そこそこ高いお金をもらえて、お客さんと楽しく盛り上がれて、願ったりかなったりみたいな気持ちしか感じられないんです。そんな甘いものじゃないと思うんだけど。
まぁ、どうしても意見を曲げないんじゃしょうがない。最終的には応援するしかないってことです。ところが…
出勤わずか2回で辞めることになりました。
ある日の深夜トイレに起きると、泣いているmoeに出くわしました。店のママさんに辞めることを伝えたそうです。当然厳しく叱責されたようです。
とにかく自由に喋ることが出来ないと言うことに強烈なショックを受けたようです。
飲み屋のお姉さん達は、当然のことながら客を楽しませることを最大の目的としてます。そして場の空気によっては自分の発言を控えて、お客さん同士の会話を邪魔しないような佇まいでいるわけです。ま、最近は客の方が気を遣わないと何も話せないお姉さんもいますが、考えたら酔客の怒りを買うくらいなら黙ってる方が正解とも言えます。
moeは適当に喋っていれば楽しく盛り上がれると思っていたようです。しかし、実際の仕事はそうじゃなかった。
客の様子、話す内容、先輩達はそれらを敏感に読みながら会話を進める。ところが自分はそれが出来ない。客を怒らせたり引かれたりしたらどうしようと思うと怖くて話せない。自分の甘い考えが通用しないと言うことを早々に突きつけられ、あっと言う間に意気消沈してしまったようです。
私が言うのも何ですが、moeは頭が良い子です。頭が良いと成績が良いは全く別。moeの頭の良さは回転の速さに由来しています。
ただし、その回転の良さを感情最優先で全て口に出すところに問題があります。直球の台詞は時に他人を大きく傷つけます。前にも書いたことがありますが、moeの美点である率直さがいずれ人を傷つけ、そのことでmoe自身が深く傷つく時が来ると思っています。
前の職場である程度の信頼を得、次々に同僚が辞めていく中3年半頑張ったことでそこそこの発言権も持っていた。そのような状況で培われた自信が過信に繋がった面もあったのでしょう。
仕事として酔客の席に侍ることが何も考えていない自分にとってどれ程難しいか。やってみて痛感したんでしょうね。
飲み屋に勤めるなんてとんでもないと思っていた私です。辞めることにしたと聞いてホッとしたのが正直なところです。でも、「お父さん達の反対を押し切って働くことにしたのに、心配かけただけだった。ごめんなさい。」とポロポロ涙をこぼすmoeを見ていると、それはそれで悲しくになってしまいます。上手く仕事に馴染めれば何かしらの貴重な経験にはなったでしょうし…
これを教訓にして、もう少し物事を慎重に考えてくれるようになれば良いなぁと思いますが、どうですかね?
次の目標のためにお金を貯めたいってのも、しばらくは頓挫することになっちゃいました。まぁ、当分の間は地道にアルバイトをやっていくしかないでしょう。家にいてくれるのは嬉しいことですが、自立できないことで本人が焦らなければ良いなぁと思います。
結局どんな状況でも心配は尽きないって事ですねぇ