今年も3月11日を迎えました。
東日本大震災。かの大災害から5年経ちました。本当に早いですね。七海が大学に入る年、京都まで行けるのかどうか危ぶまれるくらいの大災害でした。その七海が大学を卒業して1年経とうとしているんですから驚いてしまいます。
さて、安倍首相は参院本会議で「被災者の心に寄り添っていく」と答弁しています。しかし、この言葉を鵜呑みにして良いんでしょうか?
政府は既に復興にかける「経費」を減らす方向にかじを切っています。故郷に帰れなかったり、生活基盤すら危うい人たちがまだ大勢いるのに、どうしてこうなるんでしょうか?
答えは簡単です。政治は利益を生まないところに金を使いません。利益とは国益のことではありません。利益、つまり政治家とその支持者に有益でなければならないと言うことです。
この5年間の事業は、様々な機能を回復するためであるとともに、世論の目が厳しいためにやむを得ず行われていた事業でした。しかし、5年が経過した今、それほど真剣にやらなくても良い状況になってきているんです。それはなぜか?
私たちが5年前の痛みを忘れ始めているからです。政治家は世論に敏感です。常に民意を読みながら活動している。避難民の立場に立たなくてもそれほど問題にはならない。国民は他に目を向け始めている。知ってますか? 政府機関の仕事の中心は政治家の意に沿った仕事をすることで、民意に沿った仕事をすることじゃない。政治家は、アリバイ作りは不要になってきていると判断し始めているんです。
憲法改正、TPP、沖縄、原発再稼働…やりたいことは山ほどあって、いつまでも利益を生まない復興に金を投入したくないのが本音です。
例えば原発の再稼働をなぜ焦ってやるのか。福島第1原発には溶け落ちた核燃料が残ったままです。危険は一向に減っていない。なのにもう終わったかのように強引に進めるのは、原発の再稼働こそが政治家に様々な利益を生むからです。
私たちは5年前の3月11日に起きたことを忘れかけています。世論が目を向けないところ政治が目を向けることは絶対に無い。政治が被災者から離れ始めているのは、私たちの心が被災者から離れ始めている証明です。東北の復興が完了するまで、私たち国民が東北を忘れてはならないんです。
昨年の夏、東北に旅行した時に建設中の大突堤を見てきましたが、あれが完成しさえすれば復興は終わるんでしょうか? そうではないですよね。
1万6千人近くの方が亡くなり、未だに2千5百人以上の方が行方不明です。故郷に帰ることすらできない方は17万人以上。せめて被災者、避難者の方が全ての生活再建が成り、福島第1原発の問題が全て解決して初めて、復興は終わったといえるんです。
政治のフェイドアウトを許してはダメです。そして、私たちがフェイドアウトすることも許されていないんだと言うことを肝に銘じておきたいものです。



しかも深川駅前はホントに何も無い。そりゃもう大変。





