週刊少年ジャンプに連載されている『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズは、私が就職して間もなくの1986年から掲載が開始されました。
原作者の荒木飛呂彦氏の画風は恐ろしく個性的で、正直言ってあまり好きになれなかったものです。実際ジョジョの前にも何度か連載がジャンプに掲載されていますが、いずれもあまり長続きせずに終わっています。個性的な画と不気味なストーリー展開は、読者によって好き嫌いが分かれたんでしょう。
しかし、ジョジョは連載開始直後から引きつけられるものがありました。圧倒的な発想力は独特の画と相まって急激に人気を拡大していきます。私もいつの間にか大好きな漫画の一つになっていました。
今回映画化されたのは、シリーズの第4部。19世紀のイギリスから始まったジョジョの世界は、第4部で初めて日本が舞台の中心となります。主人公は高校生『東方 仗助(ひがしかた じょうすけ)』。第3部からストーリーの中心となった精神力を具現化する超能力『スタンド』を操る少年です。
原作ファンの私は映画を見に行く気は全くありませんでした。荒木飛呂彦氏が描く独特の世界は、中途半端な実写化には耐えられないと思っていたからです。がっかりするのが分かり切っていると思っていました。
ただ、使用期限ギリギリの映画チケットがあったのと、他に特に見たい映画がなかったという理由だけで、やむを得ず見に行ったのです
STORY
自然豊かで住みたい町ランキングでも上位にランクインする杜王町。しかし、平和で住みやすいはずの杜王町で連続変死事件が発生する。
杜王町に住む高校生、東方仗助(山崎賢人)は、自分でもよくわからない特殊な能力を持っていた。ある日コンビニ強盗事件に遭遇した仗助はその特殊能力を使って犯人を撃退する。しかしこの事件は、殺人に異常な執着を持つ男、片桐安十郎(山田孝之)が糸を引いたものだった。
安十郎を追うようにして、仗助の前に空条承太郎(伊勢谷友介)と名乗る男が現れる。承太郎は、自分は仗助の血縁上の甥であり、仗助が使う能力を『スタンド』と呼ぶものであることを伝える。
実際見てがっかりしたかと言うと、これが予想以上に面白かったです。
キャストの問題はあります。山崎賢人や伊勢谷友介に個性的な二人のジョジョを表現できていたかというと疑問です。しかし、少なくともスタンドによる戦闘シーンは大満足。見事に原作の世界を再現していたと思います。
一緒に見に行った家内はジョジョの原作を見たこともなかったのですが、充分面白い映画になっていたと言ってました。その言葉からして、誰が見ても面白い映像になっていたのは間違いありません。
もし原作ファンであることを理由に見に行くことを迷っているのであれば、是非見に行った方がよいと思いますよ。