「日本の広告費」に見る広告というものの今後 | SP館のブログ 空間づくりのおてつだい

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広い意味ではサインディスプレイなども広告の一つになりますが、社会の構造変化に伴い、この広告という分野も経年変化してきています。

先月末に国内最大手の広告代理店 電通により「日本の広告費」2014年版が発表されました。
まだ正式資料としては電通のサイトにはアップされていませんが(2015年3月7日現在)、
インターネットでの広告市場がはじめて1兆円を突破したことが話題になっています。

一昔前までは、広告といえばテレビやマスメディアのそれが一般的であり、まだまだその市場の方が圧倒的にメジャーです(単価が大きいというのもありますが・・・)。

むしろまだまだインターネットのジャンルでの広告市場が拡大されきってないのかとも思いますが、これはその市場構造も一つの原因となってるようです。
テレビやメディアなどの「マスへの露出」はどうしても一つ一つの枠が希少価値を持ち、すなわち高額になります。これは屋外広告なんかのプロモーションメディアも同じ構造です。
ところが、インターネット広告の主流は、検索連動型なんかの「運用型広告」と呼ばれるもの。
きちんと管理されて、よりニーズのあるほうあるほうにリーチしていくので、おのずと単価は安くなり、細かくシビアに削られることになります。
これはある意味浴びるほどの情報量に毎日さらされている私達にとっては必然の結果であり、さけられない構造な気がします。
このあたりは私も門外漢なので、詳しくは述べられませんが、ひとつだけ言える事は、テレビや
マスメディアへの露出型広告がこれ以上爆発的にシェアを拡大することは無いってことは予想できます。

そして、我々のような空間演出に関わるものとしてうれしいニュースは、屋外広告や交通広告といったプロモーションメディア広告費も堅実に伸びてきているとのこと。
2014年はソチオリンピックやワールドカップも影響しているとは思いますが、同じように2020年の東京オリンピックに向かっての明るい要素となります。

内容としてはSNSでの拡散を狙ったキャンペーンやデジタルサイネージの一般普及なんかがその要因に挙げられるそうです。


今後も金沢への北陸新幹線開通を皮切りに、東京オリンピックまで華やかなニュースが続いていってくれることを願っております。

参考になりましたら幸いです。
いろいろなサイン・ディスプレイ扱ってます。