「集客」という看板の役割の今 | SP館のブログ 空間づくりのおてつだい

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街中を歩いていて、生活者として感じること。
看板というものの性格が変わってきてるということ。

一昔前だと、
ゴハンを食べよう。
コーヒー飲みながら休憩しよう。
服屋さんに行こう。
って行動を行うとき、動機として看板の占める役割って結構大きかった気がします。

街を歩いてる中で、その看板を見て、行動を決める。
このプロセスが、少なくとも今よりは多かったのではないでしょうか。

街中に広告などの情報が溢れてることや、
スマホなどで目的自体をすぐに「検索」できてしまうことなんかも原因の一つには挙げられます。

もうひとつの大きな要因としては、
わたしたち生活者のニーズそのものがちょっと複雑になったということ。

たとえば「ゴハンを食べる」ってニーズに関してだけでも、単純ではなくなってきてます。
さっぱりしたものが食べたい、ガッツリスタミナつくものが食べたいっていった嗜好的なことから、
彼女とゆっくり食べたい、みんなでワイワイ食べたいといった環境的なことまで。
ただ「食べる」だけじゃなくて、「どういったもの」を「どういった風」に食べるかってことが、
むしろニーズの大きなウエイトを占めてきたってことです。

もちろんこういったニーズは昔から存在してはいましたが、今ほど店舗形態に多様性がなくて、店側に依存する部分が少なかった、
つまりはレストランなら「レストラン」という表現だけで、生活者は判断してたということです。

今はむしろ「レストラン」ってだけの表現は皆無。
イタリアンなのか、フレンチなのか、タイ料理なのか、ベトナム料理なのか、バルなのか、立ち飲みなのか、予約制なのかってだけでも数限りないバリエーションがあります。



そんな中、看板の持つ役割も確実に変化してるのは間違いありません。


瞬間的に、より多くの情報伝達が求められること。
これは間違いなく挙げられると思います。
写真とか、色などを効果的に使うと、文字だけの情報伝達よりも
複雑な情報を、効果的に伝えることができます。


生活者であるお客様が街中で看板を見て行動していただけること
= 街に行くというそのものが目的になる  
といったことにもつながっていくと思います。



参考になりましたら幸いです。
いろいろなサイン・ディスプレイ扱ってます。