ギフト、プレゼントを贈ること★ | SP館のブログ 空間づくりのおてつだい

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ホワイトバレンタインが明けましたね。
皆様、それぞれの戦果があったことでしょうね。

バレンタインという行事自体が日本のお菓子業界が仕掛けた広告戦略ということは有名な話ですが、女子が男子にチョコレートを渡すという習慣そのものも最近は変わってきましたね。
友チョコや自分チョコ。
四歳児も友達にあげるとのこと。
チョコを作る、あげるってことだけが残って、誰にあげるかってことが自由になってきたんですね。

この誰かにものをあげるって行為。
ギフトを送ること。
日本にはいっぱいありますね。



■日本のプレゼントのイベント的習慣

中国とアメリカの習慣が混ざってます。
宗教由来が多く、そこに各種業界の広告戦略が絡む感じですね。


お年玉
年神様からの贈り物。もともとは神仏にお供えしたもののおすそ分けをもらうことが起源のようです。目上のものから目下のものへの流れ。
中国では親から子へ金銭を渡すことにより厄払いになるとされてます。


バレンタインデー
起源は諸説あるが、恋愛がらみのご法度で処刑されたキリスト教司祭ヴァレンティヌス(バレンタイン)の命日である2月14日がキリスト教における祝日となり、恋人たちの日となったとされるのが有力です。
日本に文化輸入され、お菓子業界が1970年代に「恋人にチョコレートを送ろう」というメッセージ広告を出し、恋する女性が男性にチョコレートを送るという習慣が誕生します。


ホワイトデー
バレンタインデーの習慣を受けて、完全に日本独自の習慣として誕生しました。
最近ではアジア諸国へも習慣が飛び火してるうようです。
ちなみに韓国ではブラックデーなるものが存在し、4月14日にバレンタインデーやホワイトデーに無縁だった人たちが集まって黒いものを食べる習慣があるそう。面白いですねwww。


母の日
アメリカの南北戦争後の女性運動に起源。
教会において5月の第2週日曜日に「母の日」を祝う習慣が定着した後に、そのシンボルであったカーネーションを送るという習慣が日本に入ってきたとされてます。


父の日
当時すでにあった母の日に対して、男手ひとつで育ててくれた父親の誕生日である6月に、牧師にお願いしてある人物が礼拝してもらったのが起源とされてます。その後一般認知されて、この人物が父親の墓前に供えていたバラがシンボルの贈り物となり、日本に文化として入ってきました。


お中元
中国の三元のひとつ。旧暦7月15日で、新暦だと8月上旬~9月上旬。
中国仏教では仏を供養する盂蘭盆会(うらぼんえ)という風習があり、それが日本に伝わりお盆と含めてのイベント文化に。
お世話になった人や目上の人、取引先などに贈り物を贈る慣わしとして定着してきます。
日本全国でもお中元を送る時期が微妙に違い、関東・東北は7月上旬~15日くらいまで、西の地域はむしろ7月下旬から8月15日のお盆くらいまで。


お歳暮
変わってこちらはバリバリ和製。いわゆる暮れにお世話になった人をまわったりする時に持参した贈り物が発展します。
現代ではその風習が変化して、お中元とのセットで考えられるパターンとなりました。のしや水引きなどの注意は必要。


クリスマス
言わずもがな。
イエス・キリストの聖誕祭。
歴史的には、戦後1950年代:進駐軍により持ち込み~1960年代マイホーム主義でホームイベント化~1970年代:マス広告主導で恋人たちのイベントとして認知といった流れです。
まんま日本の経済発展の歴史と一緒に消費イベントとして進化してきてますね。
もちろんオモチャ業界、飲食業界、百貨店業界などの戦略があったことは言うまでもありません。



■モノを贈るという行為

イベントだけでなく人へモノを贈るシーンはたくさんあります。

誕生日、結婚、出産、学校などの合格、記念日、歓送迎など
お土産やお礼
葬儀やお見舞い

祝福感謝など反対のお悔やみなどの感情をモノを通して伝えること。
相手のことを考えながら、何を送ろうかを決める。
相手のもらった時の気持ちを考えること。
その瞬間が大事ですよね。

バレンタインみたいに食べたらなくなっちゃうモノももちろんうれしいですが、形に残るものでずっと大切にしたいモノをいただいたいた時はすごくハッピーな気持ちになります。

ステキなおくりもの。
贈れる、贈られるひとになりたいです。