色、いろ、イロの世界~イメージが大事 | SP館のブログ 空間づくりのおてつだい

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配色のエントリーもご好評いただきましたが、今回はもう少し突っ込んで、色そのものをふかぼりしてみましょう。

非常に深い世界ですが、表現する上での知識として必要なものを整理してみます。




■色の表現方法

小学生の時に絵を描くとき、ウスムラサキ色を使いたいとします。
25色くらいの絵の具をもってれば別ですが、一般家庭の私はパレットで絵の具を混ぜるしかありません。
まずは青と赤を混ぜてムラサキをつくります。
この時点で青加減と赤加減を調整して、理想のムラサキを作っておくのがポイント。
青っぽいムラサキか赤っぽいムラサキか。
そしてそれに白の絵の具をちょっとずつ足して、薄くしていきます。

何となく覚えたことですが、
まずは三原色の中間色は色を混ぜればいいこと

赤 + 青 = 
青 + 黄 = 緑
黄 + 赤 = 橙  

そして、白と黒で明暗を調整すること。

この基本を元に色を作っていくことはグラフィックの世界でも同じです。

WEBセーフカラーと呼ばれる今のこのブログのようにWEBで見れる色を表現する場合や、ポスターなどで色を表現する場合のグラフィックもこの赤、青、黄の構成要素でルールが決められてます。

WEBカラーは16進数というルールで決められており、♯000000を黒の基準として記号化できるようになっています。
グラフィックにおける配分はCMYKという概念・・・シアン、マゼンタ、イエローと明暗をあらわすブラックの組み合わせで作られてます。
インクジェットプリンターもこの構成要素を元にインクが決められていたり、色というものの再現性を求める上では非常に重要なこととなります。

この16進数やCMYKの他にRGBという光の三原色であるレッド、グリーン、ブルーの色構成もモニターや写真などの光の概念が需要な色調整などで使われます。





■いろいろな色のイメージ

いろいろって言葉がつくほど色というものにはさまざまなバリエーションがあり、それぞれのイメージがあります。オーソドックスな色のイメージは配色のエントリーでもご紹介しましたが、今回はちょっと面白い視点で見てみます。



日本の古くからの色
日本古来の色。名前が美しいですね。
一般的に定義されているもので400種類以上あります。
たとえば・・・
小豆色 

C:0% M:46% Y:49% K:41%

萌葱色

C:100% M:0% Y:24% K:57%

若草色

C:10% M:0% Y:83% K:15%

朱色

C:0% M:59% Y:100% K:8%

浅葱色

C:100% M:7% Y:0% K:31%

山吹色

C:0% M:27% Y:100% K:3%


WEBセーフカラーでキレイに表現はできませんが、画像ソフトを使える方はCMYKのバランスを入れれば色は作れます。一度お試しあれ。




トレンドカラー
国際流行色委員会に加盟している世界各国の代表が集まって2年前に決めてるそうです。PANTONE社が毎年発表。
2014年の流行カラーは・・・・


PANTONE
ラディアント・オーキッドって色で
輝く蘭色って意味です。
明るいむらさきですね。

C:33% M:72% Y:0% K:0%





色の持つイメージ
色の持つイメージに関して面白いサイトが流行ってます。
色色 [-iroiro]
下のボックスにことばを入れるとそれをイメージした色が出てきます。
SP館だとモノトーンになります。


色の世界。
面白いですね。





参考になりましたら幸いです。

いろいろなサイン・ディスプレイを扱ってます。