ショッピングモール考察〜これからの街 | SP館のブログ 空間づくりのおてつだい

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2013年から14年にかけて、
全国規模での
ショッピングモールの開店ラッシュとなるそうです。
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*写真は文中に出てくるモールではありません

振り返れば、2009年以降、
景気の低迷や、
2007年の「改正まちづくり法」の施行による出店規制などの要因により、大型商業施設の新規出店は、
2012年には年間 35店に。
これが、
2013年に   年間  65店
2014年は   年間  60店超の予定です。

背景としてはもちろん好景気もありますが、ショッピングモールそのものの立ち位置が変わってきたのではないかと感じます。




◼️ライフスタイルモールの誕生

2013年12月20日。
千葉県幕張にイオングループの旗艦店
「イオンモール幕張新都心」がOPEN。

初日開店前7000人の列、12万人の来場者数だったとのこと。

いくつかのゾーンにわかれた空間は、
テーマとして「ライフスタイルモール」
従来の物販店に加え、体験型施設を提供し、話題を集めています。


子どもが職業体験できる”お仕事体験テーマパーク”の「カンドゥー」。

パトロール体験などを行うアトラクションを提供する「東映ヒーローワールド」。

吉本興業が運営する「よしもと幕張イオンモール劇場」。

それぞれ来場者が実際に「体験すること」を提供して、モールに滞在する意味を付加価値としてつけてるんですね。


他にも差別化として…

スーパーの「イオン」にて、店舗内に無線LAN配備。タブレットを40台設置して、在庫がなくてもネットでその場で注文できるサービスを実施。


フードコートではオープンキッチンを全面的に取り入れ、魅せる演出。混雑時などもお客様は目で楽しみ、音で楽しみ、そこにいることそのものを楽しめるそうです。


すばらしいですね。
わたしも早く行って、体験してみたいです。
一日じゃ足りなさそうですね。




◼️今後の街づくりの在り方

2014年11月には西日本の旗艦店の位置付けとしてJR岡山駅前に「イオンモール岡山」がオープンします。

ライフスタイルモールの要素はもちろんのこと、ひとつのライフサイクルとしての街を作ることも目的のひとつ。

先に書いた「改正まちづくり法案」の発端の考え方は、大型商業施設と地元の個人商店や商店街とのバッティングがありました。
しかし、実際に時が過ぎてみると、世代交代がうまく行ってない地域も多く、商店街などで活性化していくところは、ただ消費する以外での付加価値があるところが多いです。

そんな中で大型商業施設、ショッピングモールの目指す位置は、地域社会の活性化そのものにつながってきます。

縮小後の工場跡地の有効利用。
雇用の創出。
若い住民の流入促進。
生活難民と呼ばれる高齢者の生活向上。

住民の憩いの場としてと同時に、
地元の交通機関、自治体、果ては医療機関や他企業とも組んで街を創る。

シャトルバスでおじいちゃんおばあちゃんがモールに行って、買い物や観劇を楽しみ、何かあれば緊急の医療機関で医療も受けられる。
若い人には雇用はもちろん、さらに便利な街を創っていく仕事という可能性が拡がります。


そういう形もひとつの今からのライフスタイルで、そこには利益追求だけでない、これからのサービスの在り方が見えます。


街を創ることでヒトが集まり、暮らしが生まれる。 昔からくりかえされてきた営みですので、ムリなくみんなが幸せになれるんですね。


私たちもそんな街づくりを、
快適で便利なサイン、看板・ディスプレイを提供することで、お手伝いしていきます!




参考になりましたら幸いです。


いろいろな
サイン・ディスプレイあつかってます。