感性工学 | SP館のブログ 空間づくりのおてつだい

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あいかわらず暑い日が続くお盆でしたが、
皆様いかがお過ごしでしょうか。

夏休みの宿題というわけではないですが、
こういう時こそ朝早く起き、読書にいそしむと
一日が有意義に過ごせる気がします。

そのような中
『売れる商品は感性工学がある。』という本を
読みました。

椎塚久雄さんという工学博士の方が書いた本なのですが
非常に分かりやすく、ためになりました。

「感性工学」という言葉は、私は初めて耳にしたのですが、
日本感性工学会という組織もあるそうです。
日本感性工学会 ←サイトリンク

人間が直感で好き、嫌いを選んでいるというのは
自分を消費者として意識するとなんとなく分かります。
では、それがどの部分でそうやって判断しているのかと問われると
確かに言葉で説明することは難しい。
モノだけでなく、飲食店や商業施設などの空間、
医者や銀行などのサービスにおいても、ほんの少しの何かで
自分のお気に入りを決めているということを改めて感じました。

ネタバレになるので、内容は多くは語りませんがひとつだけ。

最近の大きなショッピングモールは、通路の動線をわざと曲げているそうです。
100メートルくらい先しか見えないように作ることによって
その先に何があるかといったワクワク感を
常にお客様が持つことができるようにしているそうです。
ただこのカーブも曲げすぎると、ドンっと壁があるように
なってしまい閉塞感につながる。
「心地よい角度」で曲げることが重要とのことでした。

私たちもこの「感性工学」。
念頭においてものづくり、サービスを作ることに励んで参ります。
お客様がこの本をお読みになるとハードルがあがりますが、がんばります!!