「そよそよの家」から風便り -24ページ目

「そよそよの家」から風便り

静岡県浜松市浜北区にある「学校に行かない子たちの居場所 そよそよの家」の日々を風にのせて届けます☆


こんにちは、そよそよの家です。


書きたいことがいっぱいあるのに貯めてしまいました…

特に、そよそよのあり方が変わったので

それを書かなければ…


でも今回は気持ちがいっぱいになった「私自身」のことを書かせて下さい。

長くなります。


近々、色々そよそよのこと書きますアセアセ


今日は真ん中の娘の卒業式。

と言っても、転校後、一度も登校しておらず、

ここには友達も一人もいない学校。


いえ、これはマイナスの気持ちは少しもなくて、ただ淡々とした、別世界という事実のみで。


私達、長いホームエデュケーション親子には、事実、卒業する対象も節目もないので、ごく自然に式には参加せず、いつも皆とは別に連絡をくださり、ホームエデュケーションを認めてくださった先生方への挨拶と、証書を受け取りに行くだけ。


ただ日常のひとコマの予定でした。


朝、主人と

「今日、卒業証書取りに行ってくるね〜」

「あ、今日卒業式なの?」

「うん、今までで1番思い入れがないなぁ…」


と話したとたん、

涙が出て止まらなくなり、久しぶりに大泣きしました。


感傷的な気持ちも、懐古や追想の気持ちも完全に0からのいきなり吹き出て来た感情にびっくりびっくり


それは辛かったなぁとか、

頑張ったなぁとか、

そういうことではなくて。


なんて「今」を生きて来たんだ!!


という。


今を生きている子どもの姿を、ずっとずっと見せてもらってきたのに

40代おばさんの自分も、ただただ今を生きてきたことになんと今更気付いたのだったーおねがいおねがい


なんと幸せな事か。

本当にアドラーで読んだ通り、

人生は刹那の連続で、ダンスをするように生きているんだなって。


今を生きる生き方を、子どもに教えてもらってた。


学校へ行かないという選択をした、

我が子達(3人)のおかげで本当に幸せだなー。


卒業の対象も節目もないけど、

そんなことを感じて涙できるきっかけになった卒業。


次の中学校には「心の教室」というのがあるらしい。

いつでも子どものタイミングで行けるよう、ほぼ毎日午前中に「心の教室」はそこにあるよう

来年度から日を増やしてくれているみたい。


自分らしい今を生きるのに、ワクワクできる場所なら娘は自分から選ぶでしょう。


そしてそんな場所は自分で作っていくもの。


どんな今を生きていくかな?


ワクワクしかありません。