お母さん、本当にいい子産みましたね! | 「そよそよの家」から風便り

「そよそよの家」から風便り

静岡県浜松市浜北区にある「学校に行かない子たちの居場所 そよそよの家」の日々を風にのせて届けます☆

こんにちは、そよそよの家です。


今日は自分のことを書かせて下さい。

末っ子にちょっとした変化があったのです。


たまにブログに登場する、私が通うそよそよにも行かずに、家で留守番の末っ子9歳は


家が大好き、外が嫌い。

運動嫌い、運動に誘われるのも大嫌い。

ゲームが大好きで、1日中デジタル。

思考もかなり偏り、こだわりがある敏感さん。小さな頃から一般的な子どもが喜ぶものに興味がなく、

例えば外を歩けば、道草することも走ることもなく、

抱っこ抱っこでお喋りしながら家へまっすぐ帰る。

虫にもボールにも興味がなく、土に下ろせば泣く。

体の認知が低いというのか、どこをどう動かすとどうなるっていうのが分かりにくい気がする。


きっと、人と違う(母とも違う)ことで自信喪失しやすくて、

自分を下げることを認められないので

何もかも理不尽なほど人のせいにして

他人との関わりが難しいところがあります。


なので、他人との関わりを多分自ら避けている彼の感情の矛先は全て母に!!

あまりの激しい「母が全部悪い!」攻撃に、度々本気で反論してしまう未熟な母です。

最近はちょっと疲れ気味でした。


でも、たまにポロっと出る本音が、本当は全部知ってると解るから、とにかく自分を嫌いにならないようにと、「今」瞬間の気持ちを尊重したいと思っています。

うまく出来ないですけどね。


なぜ自分の大事な子を留守番させて、

他の子たちと過ごせるのか?


彼と自分を信頼しているからです。


そよそよはみんなと母ちゃんの為にやめないで。

という言葉と、

自分が選んだ家という場所で成長していく彼と、

いつか爆発するかもしれないけど、した時に受け止める自分(私)と、乗り越える彼を

信頼しているからです。


そんな中、先週、突然、そよそよへ行ったのです。

頑なに拒んでいたのに。


実はそよそよに行きたくない理由は、ある一人の子との関わりが不安だから。というのが、

彼の表面的な理由。

その子との関わりも、行ってみて少し安心できたと言い、その子の成長が凄いと、どんなところが凄いのか具体的に話して認めていました。


一緒にいた頃のこと、離れていた間の自分と向き合う時間に考えたこと、

のんびりゆったりのお家時間、

習い事で他人におもいきり認めてもらえたIT脳。


お家暮しの中でも、色んな色んなことを自分で吸収して学んで育っていたんだなぁ…。


ひとつ目に見える変化があった時に、親はそれまでの苦難がどういうことだったのかがやっと解りますが、

本当は蛹の中で目まぐるしく変化しているんでしょうね。


まぁ、これからも行きつ戻りつだろうけど、

私たち大丈夫!


だって本当にいい子だからキラキラ


少し話が昔に戻りますが

特長が強かった可愛い長男(現在16歳)が、小学校で歩き回って先生方を困らせていた時。

一日置きくらいに鳴る学校からの困った報告電話に私も少しクラクラしていたけど、


初めてのスクールカウンセラーさんとの面接で


「お母さん、本当にいい子産みましたねおねがい


「こんないい子に薬飲ませたら日本は駄目になりますよ。」


「何かを強制してこの子らしくなくなって、能面みたいな顔で生きていきますか?」


と言っていただいて


私と長男の方向性は完全に決まりました。


晴れ晴れしくて、

次の面接はどうしますか?

という質問に、

「どうしたら良いか分かったので、もう必要ありません。」

と答えたのを覚えています。

この時のスクールカウンセラーさんには本当に感謝!

ずーっと忘れません。


私は私の子ども3人とも、本当に最高にいい子産んだ!と思います。


そよそよの子たちも、

お母さん、お父さんたちも、私も。

みんな本当にいい子に産まれて出会ってくれてありがとう。


そよそよに関わった子から我が子を学び、我が子から自分を学び、夫や家族を学び、またそよそよの子を学び、循環していく。


感謝です。



暑くても野球だ!
「スイーパーの投げ方教えて!」
「自分で調べなよー。」
「お願い、ちょっとだけ。」
「ちょっとだけだよ。」


またまた美容士さんのお母さんによる散髪〜。
子どもから頼むとこうなります。
みんな集まってくるラブラブ
落ちている大量の髪の毛で遊ぶ子も(笑)