そよかぜカービング日記 -2ページ目

そよかぜカービング日記

愛媛県でスノーボードやってます。

 

久万スキーランドで催されたMOSS試乗会。

スノースティックをたくさん乗らせてもらいましたが

夕方になっても、リフト券の時間が余ったということで

ラウンドボードで最高級クラスのキングに試乗させてもらいました。

 

僕は基本的に、パウダーボードみたいな

前と後ろの形状が違っている板が好みなのですが

逆にオーソドックスな形状でトップクラスのスノーボードとは

はたして一体どんなものか、興味深々でもあります。

 

キングに乗って、なにより驚いたのが「走破性」でした。

時刻は夕方なので、雪面はかなりボコボコなのに

当たり前に板を立てられるし、楽にコロコロ走っていきます。

 

そして、ものすごく自然で素直な操作感。べつに

これまでたくさんの板に乗ってきたワケじゃないですが

それでも「これは全く癖がない」ってわかるぐらい。

 

スノースティックとか形状に癖のあるやつが

1.2.3.4.7!8!みたいに板を立てる感じだとしたら

キングだと普通に1.2.3.4.5.6.7.8.9.10なぐらい超スムーズな反応。

 

また、事前にしっかり踏まないといけない板だと聞いていたのですが

力を加えれば案外簡単にグリップするので

普通レベルの板で、必死に踏んでグリップを稼ごうとするよりも

むしろ踏まなくてよいぐらいだなと思いました。

 

かといって、カタログスペックで見るとキングは

特に有効エッジが長いわけでもないので

なんで楽に走れるのかすごく不思議であります。

 

この試乗により、近年の温暖化した四国の環境で

ボコボコでシャバシャバな雪でも楽しめる板とは何か?

ロッカーボードか?バタレオンの板か?とか考えていたのですが

「高級な板で楽に走破する」のが一番だという結論が出ましたw

 

ただ、やっぱり形が普通というのは個人的に寂しい。

もちろんラウンドボードは、家電でいうと

冷蔵庫にも掃除機にも電子レンジにもなるみたいな

マルチな性能を発揮する、優れた形状でございますが

個人的な趣味では、やっぱり変な形の板でスノーボードしたい。

スプリングブレイクの板 とか最高ですわ。

 

とはいえキングは完全に気に入りました。

絶対に僕が乗った板の中で一番良い板です(断言)。

ハンマーヘッドのツイスターもすごく良いですが

キングはボコボコでも楽に走るというのが最高に美点ですねー。

 

 

2月4日は久万スキーランドでMOSS試乗会に行ってきました。

2年前にもMOSS試乗会で色々は乗りましたが

まだまだ乗ってみたい板があるのです。

 

まずは自分の板、RIDEのWarpigで数本滑りましたが~

コースの左側はボコボコ。ヒール側の右側はアイスバーン。

さらに中腹もアイスバーンで難しい!

そんな中での転びまわりながらの試乗の感想です。

 

 

 

難しい雪面だからこそ!というわけで、敢えて

まず最初にハンマーヘッドのツイスターを試乗。

悪路での走破性を確認してみたかったのです。

 

ツイスターは以前のMOSS試乗会で最高に好意印象だった板。

今回もやはり良好な印象で、アイスバーンでも跳ねはしますが

転ばすに凌げるグリップと、以前にも感じたハンマーヘッドでも

自然なズラしやすざが良好な良い板でした。

 

 

 

 

そして次は、スノースティックを試乗。

その中で乗りたくて仕方なかった、ウイングSWを選択。

形とか雰囲気とか、とにかく気になってた板。

 

だが、いざ乗ると難しい!めっちゃ難しい。

少しでも板を立てようと速攻で転ぶ。

 

最初は自分のせいかな?とか思ってたのですが

やっぱ、どうしてもエッジグリップが皆無な感じで

普通の圧雪ゲレンデで乗る板ではないんかな?

 

ひたすらズラしながら乗るか、ウイングSW専用ライダーになる気持ちで

乗り込まないと、ぜんぜん乗れたもんじゃないなと正直思いました。

 

北国で、フカフカのパウダーだと

活き活き走る板なのかもしれませんけどね。

 

 

 

お次はMMD。見るからに

まったりターンに入れるけど、いっぺん

板を立てるとしっかりグリップしますよ~と予測できる形状。

 

実際乗ってみると、やっぱりその通りで

ターンインは非常にマイルド。

曲がりだすと自分が思うより板が立って

「なんかガッツリ曲がったw」という印象でした。

 

しかしターンを引っ張りすぎて

次のターンに移行しにくい感じも、ちょっと有りかも。

 

MMDはネット画像で見る分には、

形状がイケてないかなとか思ってましたが

試乗した板はグラフィックが良いのか、

思いのほかイケメンな板であります。

 

 

 

その次はU4系を乗らせてもらいました。

この板は、そのラインナップの中でも高級品だということで

緊張感ありありの怖い試乗であります。

 

乗った感じは、先のMMDとすごく同じ印象。

ターンインはまったりで、後半は板を立てた状態が続く感じ。

 

ただMMD含め、この性質は板を立てても

がっつり曲がり始めるまで時間がかかるぶん、

狭い道でも板を振り回せて遊べるし

ついついクイックな軌道で曲がりがちなヒールでのターンでも

じっくり丁寧に先行動作を行えるような雰囲気でいいかも!

と、座薬みたいな形の板に素晴らしい可能性を見いだせたのでした。

 

 

 

次はスワローテールな板。

こういうテール形状の板は非常に好みであります。

 

乗ってみると、非常に素直な板。

反面、意外性はなくて残念?

 

しかし、MMDと似た丸いのノーズ形状でありながら

操作に対してクイックに反応してくれるので

板の見た目はあんまり関係ないのかな?とも思ったりとして

 

今回の試乗会ではノーズの形と

ターンに入る即応性について

ものすごく考えさせられました。

 

 

 

そして最後にジェリーフィッシュ!

以前のMOSS試乗会で、おもしろ形状的にも

フィーリング的にも最高に好印象だった板!

 

乗ってみると、やはり、なんでか分からないけど

ものすごく「しっくりくる」フィーリングで

思ったように板が立ち、曲がり始めてくれます。

ターン後半も無駄なひっぱりがなくて、とても良好!

 

同じような形なのに、なぜウイングSWは難しかったのか

ほんと不思議でなりませんわ。

 

んで、もしスノーステッィクを所有するならば、

やはりジェリーフィッシュだけど~

MMDの始めまったりの感覚もよかったな~とか

MOSSの異形な板について考えさせられた試乗会でした。

 

その後は自分の板で滑ってたのですが、夕方になると

雪面がボコボコになり、すごく悪い雪面に変貌。しかし

リフトのチケットの時間が案外余ったということで、再び試乗を願い出ました。

 

スノースティックの後だということで、逆に普通のツインチップの

ラウンドボードで最高級な板、KINGを試してみたのですが

すっごい良かった。とっても良かった。 と、いうわけで

次の記事で、そのKINGの素晴らしさについて語りたいと思います。

 

1月28日はスキーツアーで鷲ヶ岳に行きました。

しかし残念!!!

 

 前日の夜に雨が降ったらしく

せっかく整備してくれてても、水分多めの雪で、

元気よくエッジを立てるとズブズブで転んでしまうという

四国と変わらない雪面でありました。

 

 

 

昨年に訪れた時と比べ、暖冬だけに

雪は少ないでありましたが

それでも広々としたコース幅を滑れるのは

大変ありがたい事です。

 

板の乗り方として、先週の、雪面の良かった

高鷲スノーパークの時は、思いっきり後ろ乗りで

しっかりエッジを立てて乗れていたのですが

 

今回はどうしても、転ばずに板を立て気味にするには

前乗りにならざるを得ない状況でありました。

 

先週で良い雰囲気を掴んだのが

少し薄れてしまった感じは否めませんが、まぁ仕方ないw

 

 

それでも鷲ヶ岳には、お風呂と本格的ラーメン屋があるのが超強み!

5時間半だけ滑ったスノーボードでも、それらを楽しめるので

レジャーとしては充分に満足できる感じだったんスよ~。