ただ闇雲に仏法を話していても、相手は幸せにはなれない。一人一人に合わせて、今相手が求めているものを与えてゆく。それが大切です。
相手が求めているものを与えた時、相手は満足する。だから、説法が上手くいったかどうかは、相手が満足するかどうか。
そういう意味で一回一回が勝負。
如何に相手が求めているものを与えるか。
相手から質問を受けて、その質問から相手が求めているものを理解し、それに合わせて話してゆく。
そして、相手が話をしてくれて、本当に良かったと思ってもらえるようにする。
それは上手く話すかどうかは関係ない。
たとえたどたどしくても、相手が望んでいるものを与えることができたら相手は満足する。
自分の話が成功したかどうかは、相手が決める。
そういう意味で講師という道は厳しい。
でも、とてもやり甲斐のある道でもある。
大事なことは、相手が何を求めているか、知ること。そこに注意し、相手が望んでいる方向に話をしてゆく。
人を幸せにすることは難しいことだけど、素晴らしい道でもある。
それが講師の道だと思いました。