人生の本質を知るには、欲から離れなければならない。
私の実感して言えば、欲から離れた時、見えたのは何もない自分でした。
考えてみたら、時間ができたら欲に流れるばかりで、欲以外何もしていなかったと反省します。
だから、欲から離れた時に、何をしていいか分からなくなりました。
思いつくのは欲ばかり。でも、欲を満たしても、虚しくて、過ごした時間が勿体ないと感じてしまう。
そこで何もない時間を過ごすことが苦痛で、寝てばかりいたこともありました。
でも、そういう時間を過ごしてゆくうちに、感じました。寝ていたら、何もしないうちに死ぬんだと。
だから、何もない時間を起きて、ただ何となく時間を過ごしていました。
そういう中で、自分の中で本当に意味のあることは何かも知らされてきました。
人は欲から離れてからが、本当の人生だと思います。
そこからが本当に自分の人生で何が大切なのかを考えるようになります。
私は本当に何もない人生を生きてきたんだなとつくづく知らされました。