生きるのにはお金がかかる。だからと言って、お金に執着しても、死んでゆく時には持ってはゆけない。
だから、思うのです。生きている時に、少しでも施しをしてゆくことが大切なんだなと。
もちろん施しをすると、自分のお金が減るので、これからの生活のことが心配になります。生きてゆく為にはお金が必要だから、少しでもお金を貯めておきたい気持ちも分かります。
でも、今自分が当たり前のように生活できるのも、自分の為に動いてくれる人がいるからです。
私たちはその人たちが自分の為に動いてくれるのは当たり前だと思っていますが、もし当たり前だと思って、自分の事ばかり考えていたら、その人たちはやがて自分の為に動いてくれなくなります。
例えば、その人たちが動いてくれるから、安くご飯が食べれていたのに、その人たちが動いてくれなくなったら、全部、自分がお金を出さなければならなくなったら、今まで以上にお金がかかります。
そして、今まで他の人がやってくれたこと、それがあるからお金があまりかからなかった事も、全部自分に降りかかり、お金はかかるし、自分でやらなければならなくなるのです。
そんなことを考えると、みんなが気持ちよく生活するから、一人一人が役割を持って、やってくれる事があり、それによって私はすごく助かっている。
だから、その人たちがこれからも私の為に動いてくれるように施しをしてゆくことは大切なことであり、それがお金の面でも一番安く済むことになります。
施しはお金だけじやない。温かい言葉をかけることも施しであり、それはみんなが気持ちよく生活する為にやるものであり、それが回り回って自分が気持ちよく生活できることになります。
人は今かかっているお金しか計算しない。でも、まわりの人も生活しているのだと思うと、まわりの人が気持ちよく生活してこそ、自分も気持ちよく生活できるのだと思います。
人は一人で生きているのでは無いと思って、みんなが気持ちよく生活できるように施しに徹してゆきたいなと思いました。