人生やりたいことを一つずつやってゆくと、段々とやりたいことが無くなってゆく。
仏教では、これを勝解と言います。そうなると時間があっても、やる事が無くなって暇になる。
じゃあ、この時間をどんなことに使ってゆけばいいか?
それは過去を振り返る時間にしたらいいと思います。
考えてみると、私たちは、昔いつも考えていたことと、今考えていることが余り変わらない人が多い。
それは心の世界が昔と今とで変わらないということで、いつまでも同じ世界にいることを意味します。
実際の時間は十年以上も過ぎているのに、心の世界が変わらないとしたら、その人は何の成長もしていなかったということであり、十年以上の時間を無駄にしてきたとなります。
それは自分の人生を振り返ってみて分かることですが、心の世界が変わらないのは、いつも同じことにとらわれ続けてきたからです。
だからこそ、過去を振り返り、自分がとらわれてきたものに気づくことが大切。
とらわれてきたものに気づくことで、今何に心がけて生きてゆかなければならないかが分かる。
そして、残り時間で何をしたらいいか分かります。
できる事なら、生きてきた分だけ、心の旅ができるような人生を生きてゆきたいですね。