なぜ怒りっぽくなるのか | 幸せのこころとかたち上田祥広のブログ

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人はどうしたら幸せになれるか。なぜ苦しまなければならないのか。お金や地位や名誉をどれだけ手に入れたかを問題にするよりも、自分がどうしたら幸せになれるかを問題にして生きてみませんか。

よく短気で怒りっぽいという人がいますが、このような人はなぜ怒りっぽいのでしょうか?

それは短気な人ほど、少しの無駄も許せません。自分が一頑張ったら、一結果が欲しいし、タネを蒔いた分だけ、結果が得られて当然だと思っています。

でも、現実はタネを蒔いたからと言って、その分だけ結果が得られる訳ではありません。

一生懸命タネを蒔いても、得られる結果はわずかな時もあります。そんな時、短気な人はこんなにタネを蒔いたのに、それを正当に評価してくれないことに耐えられません。

そこで頑張ったのに評価してくれない人に腹を立てるのです。

反対に気が長い人というのは、自分のやった苦労が無駄になっても、仕方ないと諦めることができます。

このような人は人生の大部分が無駄になるということを知っています。だから、無駄になったことを後悔するよりも、少しでも意味があったことを喜ぶようにしています。

だから、せっかく頑張っても、思うように評価されなくても、まあ、少しは評価してくれているから、それでいいかと思えるのです。

人生は最後にはすべてのものを置いてゆかなければならない。このことがよく分かれば、人生の多くの時間は無駄になると受け入れることができます。

そして、頑張ったことが報われなくても、仕方ないなあと受け入れて、腹を立てることなく、穏やかな日々を暮らすことができるのです。