出したらしまう、開けたら閉める、使ったら片付ける。元に戻すことで、日常を普通に生きることができます。
同じように心も元に戻さなければ、今を生きることはできません。
私たちは心が傷つくと、心に悲しみが生じます。この悲しみは他人に話をすることで、受け止めてもらい、消えてゆきます。
しかし、悲しみが生じても、それを癒してもらうことができず、我慢すると、心の中に溜まり、事あるごとに思い出し、心を苦しめます。
これが過去に生きている状態です。過去に生きている人はこの悲しみをすべて癒してもらわなければ、今というスタートラインに立つことはできません。
今という時間はどんどん過ぎているのに、いつまでも過去にとらわれながら生きてしまうのです。