非日常から日常へと目を向けるようになると、毎日が同じことの繰り返しだと感じてきます。
そうなると新しい刺激がなくなるので、何を見ても同じでつまらなくなります。
でも、この日常こそ真実であり、人生を楽しむ為にはこの日常を如何に楽しむか、それが大切になります。
じゃあ、どうしたらいいか?
それは目の前にあるものをちゃんと見てあげること、また、味わってあげること、感じること、一つ一つのことを当たり前だと流さずに大事にしてゆくことだと思います。
私たちはこの世界のことを見ているようで見ていない。毎日会っている人なら、尚更、頭の中でこの人はこういう人だと思い込んで見ていません。
だから、本当は私たちはこの世界のことを知っているようで知らないし、毎日見ていながら、気づいていないことがたくさんあります。
そこに気づいてゆく。
それが人生を楽しむことではないかと思います。
そして、いつも見ているようで見ていなかった世界から、ちゃんと見る、ちゃんと味わうという世界に変えることで、自分の心の変化に目を向け、心を深く見つめることもできるようになります。
結局、日常に目を向けることは、自分を知ることに繋がる。
そうやって今まで自分はこういう人間なんだと思い込んでいた世界を離れ、真実の自分を知ることは、とても意味のある時間ではないかと思いました。