私たちは自分の中に二つの自分を持っています。
一つは理性という自分ともう一つは感情という自分です。日頃、私たちは理性の方が自分だと思って生きています。そして、理性的に、これは正しい、これは悪いと判断して、正しいことはやらなければと思い、悪いことはしてはならないと思っています。
しかし、この理性が強いと自分がやらなければならないと思っていることができないと、自分がどんなに頑張っていても、それをゴミだと否定してしまいます。
でも、頑張っているのは感情の方であり、感情は頑張ったのだから、認めて欲しいと思っています。それなのに、理性はそれが正しいか、正しくないかだけを見て、頑張ったことを見てないので、頑張ったのに、理性が感情を認めることをせず、否定すると、感情は嫌な気持ちになります。
そして、嫌な感情になると、イライラして、まわりに当たる。それを理性は出来ている所に立って、それは良くないよと否定してしまう。
それでまた感情はブチ切れるようにイライラします。
一度感情が乱れるとなかなか感情が収まらない人というのは、自分の中で理性が感情をいつも否定しているからだと思います。
否定されて直せる人は少ないように理性が感情を否定して、素直に反省できる感情を持った人は少ない。
だからこそ、悪いからと言って否定するのではなく、たとえ上手く行かなくても、頑張っていることを認めてあげることが、感情の為に大切なことです。
否定するのではなく、認めてあげる。
そうしなければ、感情がやる気になって、自ら動くこともできないように感じました。