どんなに相手が間違っていたとしても、その人を責めることは仏教では悪だと教えられています。
しかし、私たちは悪を責めることは正しいことだと思っているので、悪人を見ると思いっきり容赦なく責めてしまう。
その為に相手に向けた刃は自分が正しい所に立てなくなった時に返ってきて苦しまなければならない。
だから、悪人を責める人ほど、正しい所に立とうとします。たとえ間違っていても、それを認めず、自分は正しいのだと思おうとします。
その為、悪を責める人ほど、反省ができず、自分の考えを押し通そうとしてしまうのです。
他人を責めても苦しみしか生まれません。それを分かって許してあげることこそ、大事なことなんだと思いました。