多くの人は長く生きれば長く生きるほど、自分はこれでいいんだと思おうとします。自分は今まで頑張ってきた、だから、これ以上頑張ることは必要ないと思って、善に心がけることは無くなります。
そして、今まで頑張ってきたから、自分は死んだ後、幸せな世界に往けるのだと思うのです。
このように思うのも、今までやってきたことに執着して、すがっているからです。
人生たくさん頑張れば、後から楽ができると思っているのです。
でも、真実から言えば、過去にどんなに頑張っていたとしても、それを止めてしまえば、タネを蒔いてないのと同じ。善を止めてしまえば、善い結果もやってきません。
因果の道理というのは、過去にタネを蒔いたから、それが貯金されて、未来幸せな結果がやってき続けるということはありません。
あくまでも幸せになりたければ、タネを蒔き続けてゆかなければならないのです。
善いタネを蒔くから、善い結果がやってくる。善いタネを蒔くことをやめれば、善い結果は無くなる。それが因果の道理です。
だから、どんなに過去善いタネを蒔いたからと言って、タネを蒔くことをやめれば意味がない。蒔き続けてこそ、幸せはやってくるし、幸せな身で居続けることができる。
タネは蒔いたら、死ぬまで蒔き続けなければ、幸せにはなれないのですね。