仏教では布施をするのも善ですが、布施を受けることも善だと教えられます。それは相手に布施という素晴らしい善をさせるからです。
布施を受けることは簡単なようでいて難しい。なぜなら、相手がいつも気持ち良く布施をする訳ではないからです。
ある時にはイライラしながら布施をしたり、文句を言ってくることもある。そんな時は頭を下げて布施を受ける。
時にはこんな思いをするなら、布施をしてくれなくてもいいと思うこともあります。
しかし、布施を受けるのは、相手に布施という素晴らしい善をさせる為であり、それによって幸せになって欲しいから。
だから、文句を言われても頭を下げて布施を受けてゆく。布施を受けることは信念がなければできないこと。相手の幸せを念じて相手に素晴らしい善をさせてゆく。
頭を下げてでもやらなければならないことなのですね。