私たちには一人一人自分の中でこれは正しいと思う正義があります。そして、多くの人は自分が正しいと思ったことは、相手はどんなに傷ついたとしても、正義を押し通していいと思っています。
その為、相手は相手で思っていることや言い分があるのに、それを否定して自分の信じる正義に従わせようとしてしまうのです。
でも、そうやって正義を押し通すと、自分の心に不安が生み出され、自分の間違いを認めることができなくなります。
だから、相手から正しいことを聞いても、反発して素直に相手の話を聞けなくなります。
そして、自分は正しい所に立って、自分の正義に合わない人たちを否定し続けることになってしまうのです。
人間自分の間違いを認められなくなるほど哀れなことはありません。
たとえ自分に注意してくれる人がいても、反発して返って攻撃するから、誰も言ってくれなくなる。
裸の王様のようにおかしな事をしていても気づかなくなってしまうのです。