多くの人は時間ができると欲を満たすことに時間を費やします。でも、欲というのは、どんなに満たしても現実の自分が何か変わる訳ではなく、欲を満たした後は膨大な時間が過ぎています。
それは時間がまだまだあると思っている間はいいですが、人生の最後には死という終わりが待っていると気づくと膨大な時間を過ごしても何も変わらない欲を満たすことが空しくなります。
だからと言って、欲に流れないで何をしたらいいのかと言っても、欲に流れることしかやっていなかった人にとっては、何をしたらいいか分からなくなります。
そんな時、私は仏法のお言葉に触れることが大切だと感じます。仏法に触れると、そこから智慧が得られます。そこから自分の人生に対して、将来自分はこんな人間になりたいというイメージが持てるようになります。
人間は成長してこそ生きた意味があります。でも、自分はどうなりたいか、なりたい自分がなければ、どんな努力をしたらいいかも分かりません。
仏法とは、自分がこれからこんなことを身につけて、こんな人間になりたいと思わせてくれるもの。
成長してこそ生きた意味がある。
仏法のお言葉に触れて、なりたい自分を常にイメージして生きてゆきたいものですね。