幸せとはどこか遠くにあって求めてゆくものではなく、何気なく家族が一緒にいて、そこで穏やかに過ごし笑いもある、そんな何でもないものが幸せなんだと思います。
でも、世の中を見ると、親が子供のそばに一緒にいてあげる、何気ない日常を一緒に過ごしてくれる家庭は少ないのではないかと思います。
たとえ一緒にいても、子供が楽しそうにはしゃぐと親が注意して、子供の楽しさをぶち壊してしまう。だから、子供が親と一緒に過ごしたいとは思わず、好きなことをしたいと思ったら自分の部屋に行ってしまうのだと思います。
本来、家庭とは安らぎや幸せを感じる場所であるはずなのに、家庭の中に功徳がないと、家庭の中にいながら寂しさを感じて、それを誤魔化すように欲に流れてしまう、そんな幸せのない家庭が世の中には少なくないと感じます。
だから、幸せになる為に家庭を飛び出し、誰か別の人を求めてしまうのだと思います。
でも、そうやって一緒になっても、そこには幸せはなく、そこにいる人たちがお互いに幸せを奪い合ってしまう、そんな家庭にいつの間にかなってしまうのです。
幸せは外ではない、ここにある。でも、ここに幸せのない人は幸せを生み出してゆかなければならない。
それには功徳が必要です。
世の中はこの功徳が枯渇している。その為に幸せを求めて放浪している人が溢れているのだと思いました。