結婚生活を長続きさせるには | 幸せのこころとかたち上田祥広のブログ

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人はどうしたら幸せになれるか。なぜ苦しまなければならないのか。お金や地位や名誉をどれだけ手に入れたかを問題にするよりも、自分がどうしたら幸せになれるかを問題にして生きてみませんか。

結婚生活は長続きさせたいと思ったならば、自分の心を如何に初心に戻すかが大事になります。

誰しも結婚した時には、相手を幸せにしたい、大事にしたいと思うものです。でも、その思いは時間と共に薄れ、やがてやってあげたいという気持ちから、何で自分がやらなければならないのかという不満に変わります。

その心の変化が相手と一緒にいることが幸せだったのが、一緒にいたくない嫌だという気持ちに変えてゆくのです。

だから、結婚生活を長続きさせるには、如何に初心に戻って、やってあげたいという気持ちになるかが大事になります。

その時、大切な心がけが戒です。戒とは、元に戻すことです。出したらしまう、開けたら閉める、使ったら片付けることを繰り返してゆくことが戒です。

私たちは時間ができると、心に隙が生まれます。この隙から欲が入り、時間がある限り欲に流れたいと思うようになります。こうなると、やってあげたいという気持ちは消え失せ、やって欲しいと思うようになります。そして、相手がやってくれると、ますます欲に流れ、他人のために動くことが面倒臭くてやりたくないと思うようになります。

このような気持ちに夫婦のうちどちらがなると、片一方がやり続けなければなるなくなる。そうなると、自然と怠けている相手に対して不満を感じて、辛くあたるようになる。そして、やられた側は何で自分がこんなに冷たくされるか分からず、怒りを起こし喧嘩になってゆくのです。

しかも、一度喧嘩をすると、それを修復しようと思わないので、二人の間に壁ができて、一緒にいることが無意味のように感じられ、何で一緒になったのだろうと思うようになります。

このように二人の気持ちを離れさせる元は心の隙であり、その隙から欲が入り込み、他人のために動くことが面倒臭くなるのです。

だからこそ、初心に戻り、相手の為にやってあげたいと言う気持ちを持つことが大切なのです。

じゃあ、どうしたら初心に戻れるのか?

それは部屋の中にある出しっぱなしになっているものを元に戻すことです。そして、自分のものでも他人のものでも関係なく、出したものを元に戻してゆくのです。そうすることで、ズレた心も元に戻ってゆきます。

この時、気をつけたいことは、心が元に戻ると、今まで心に溜まっていた穢れも出てくるようになります。それは不満や愚痴となって出てくるのです。

だから、自分の中で不満や愚痴が出てきたら、それを受け止めてくれる人に話をすることです。

そうしなければ、その不満や愚痴は怒りとなって相手に向きます。そうすると、せっかく初心に戻る為にやっていたのに、返って喧嘩の元を作ってしまうことになります。

だから、自分から出てくる不満は受け止めてくれる人に吐き出してスッキリする。そうすることで、心は初心に戻り、また、相手の為にやってあげたい、大事にしたい気持ちになります。

そして、それからは自分の心に隙を作らないように、戒を実践してゆくことが大事です。

やがて欲に流れたいと思うことが無くなると、相手の為にやることがどれだけやっても苦にならなくなります。

そうなると相手も優しくなり、幸せな家庭を築いてゆくことができるのです。

幸せの元は、如何に心に隙を作らず、欲に流れないようにすることなのですね。