自分なんかいなくなればいいと思う心 | 幸せのこころとかたち上田祥広のブログ

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人はどうしたら幸せになれるか。なぜ苦しまなければならないのか。お金や地位や名誉をどれだけ手に入れたかを問題にするよりも、自分がどうしたら幸せになれるかを問題にして生きてみませんか。

世の中には自分のことを価値のない人間と思っている人がたくさんいます。その人はいつもまわりの人を見て、みんなこういうことができているのに、自分はできていないから、価値のない人間なんだと思っています。

確かに人と比べたら、できないことはあります。だからと言って、自分は価値のない人間にはならないのに、自分の悪い所ばかりを見て、自分なんかいなくてもいい人間なんだと思ってしまうのです。

そんな人に自分は価値のある人間なんだと思ってもらうにはどうしたらいいのか。いつも悩みます。

どんなにあなたは私にとって価値のある人間なんだと言っても、断固として自分は価値のない人間なんだという所に立とうとします。

そういう人は、どこかでできない人間はいてはならないのだと思っています。それは自分が思っているだけなのに、まわりの人もそう思っているのに違いないと思ってしまうのです。

しかし、相手がどう思っているかなんて、私がどんなに想像しても分からないものです。結局、みんながこう思っているのだと思っているのは、自分の思い込みで思っているだけで、実際は分からない。

自分がみんなだと思っているものは、実は自分なんです。

だから、自分のことをいらないと思っているのは自分がそう思っているだけで、みんなじゃない。

そして、自分のことをいらないと思っているのは、みんなから嫌われたくないから。

でも、自分のことを嫌いなのは、みんなじゃない。自分なのです。

自分は嫌われることばかり問題にしていますが、実は自分は嫌われる人間ではなく、嫌いだと思っているもの。

嫌いと思う心が嫌われるのではないかという世界を生み出していると分かったら、心から嫌いと思う心を無くしてゆこうと思います。

本当の自分に気づくこと。それが自分なんかいなくなればいいと思う心から離れる元なんだと思いました。