人と一緒に生きていたいと思いながらも、生きていたら一人の時間ができるものです。
この一人になった時に時間を有効に使うことはなかなか難しいことだなと感じます。
本当は一人になった時ほど、仏法の為に時間を使い、少しでも真理が知らされることが大事なことなのに、私は一人になると暇だなと思って、何となく時間を使ってしまいます。
時間は限られているし、時間があったら、仏法の教えを明らかにする為に使わなければならないと分かっていても、仏法の為に時間を使おうとすると重い腰を動かすような気持ちになります。
もちろん一度仏法の為に時間を使い始めたら、時間を忘れて、過ごすのですが、それに取り掛かることがなかなかできないのが今の現状です。
多分、時間がないと思いたくないからなんだと思います。時間はまだまだある、いくらでも残っていると思いたいからなんだろうと思います。
しかし、そうやって何となく過ごした時間は戻ってはきません。
本当は時間がある訳ではなく、やらなければならないことはいくらでもある。
それを意識して、時間を大切にしなければならないのに、ホント、時間を大切にすることは難しいことだなと感じます。
時間を大切にすることは、死を意識することなんだと思います。
誰しも死を考えたくないもの。
それでも死を意識して残りの時間を考えてゆく者が仏法者なんだと思います。
人生は短い、儚い一生を大切に生きてゆきたいものです。