歳を取るということは、自分の体の無常が知らされてゆくということ。若い時は、どんなに疲れても、寝れば、元の体調に戻っていたが、歳を取ると、体の不調が何日間も続いてゆく。
ああ、元に戻らないのだなと、不調のままで生きてゆくことが歳を取ったということです。
私たちは不思議なもので、すぐに死ぬわけではないが、体に不調があるだけで不安になる。
こんな体調がいつまで続くんだと思ってしまう。
でも、歳を取るということは、もう戻らない、このままの体調で生きてゆかなければならないということです。
そうやって、体が一つずつ悪くなって、死へと近づいてゆく。
歳をとることは嫌なことですが、無常を受け入れるためには必要なことだと思います。
どこまでも体を大事にして生きてゆきたいと思います。