私たちはできる所に立っていますが、どんなにできる所に立って、できる自分でいたとしても、思い通りにならない現実にぶつかると、できる自分が崩れてしまう。
だから、私たちはできない自分になりたくないので、できる自分を崩すような縁を畏れるようになります。
畏れはできる所に立って、そこに執着する所から生まれます。
できない自分を受け入れて、できなくても仕方ないと思えるようになったら、苦しむこともありません。
私たちはいつも頑張ってできる所に立とうとしますが、本当はできなくても、ここにいてもいいんだと自分を肯定できるようになることが幸せになる道なんじゃないかと思います。
幸せは前を向いているだけじゃ分からない。自分の後ろを振り返ることで、幸せになる方法に気づきます。
できる人間になろうとすることよりも、できない自分を受け入れることが大切なんですね。