ふと思うことですが、お釈迦様はどんなお気持ちで布教されていたのだろうかと思います。
仏として仏法を伝えてゆくことは孤独な道です。誰も自分の気持ちを分かってくれる人はいない。そして、ご自身の中にはこの世で一番の宝が収まっている。
それを人の中に残してゆく。
だから、人の為に途方もない程の時間をかけてゆかなければならない。
愛情をかけ、自分の持てる教えのすべてを与えてゆく。
自分はやがてこの世からいなくなる。それでもこの教えだけは残してゆかなければならない。
教えを残す。
それをお釈迦様はどれだけ考えてゆかれたのだろうかと思わずにはおれません。
私もこの仏法という教えを残してゆく。
それだけを考えて残りの人生を生きてゆきたいと思いました。