欲に流れると時の流れを感じなくなる。だから、どれだけ現実には時間が流れていたとしても、欲に流れているとあっという間に過ぎてゆきます。
確かに欲に流れることは楽しいことです。でも、欲に流れる為に生きることは、人生何もしない間に終わってしまうことでもあります。
人生というのは学ぶ為にあります。様々な経験を通して知らされたことを魂に刻み、来世へと引き継がれてゆかなければなりません。
しかし、欲に流れてしまうと、何もしないまま、人生が終わってしまう。魂に何の蓄積もないまま、一生が無意味に終わってしまうのです。
人生で何を学ぶか、それが何回も生まれてゆく間に大きな蓄積となって、悟りを開かせてゆく。
でも、欲に流れる人生はいつも一回目の人生。何度も同じところにつまずいて、失敗して、そこから何も学ばない人生となる。
まず欲から離れること。それがこの人生を意味のあるものにしてゆくのだと思いました。