仏法では、様々な悪が教えられますが、その中でも一番重い罪が嘘です。
それは嘘をつくと、人はどんな恐ろしい悪も悪いと思うことなくやってしまうからです。
だから、嘘つきに何を言っても、反省することなく、都合の良いように解釈して、責められなければいいと思って、また嘘をつき続けます。
じゃあ、嘘つきをどうしたら直すことができるのでしょうか。
それはそばにいて、その人をいつも見てあげることです。
嘘つきは嘘をつくので言葉では信用できない。
だから、いつも見てあげて嘘をつけない環境にしてあげることが大切です。
いつも見てあげたら、やがて嘘はつけないのだと観念する。この人には正直に言うしかないとなる。
それがあって初めて嘘つきを直すことができる。でも、そこまで見てあげることがなかなか難しい。
本当に相手のことを思って、接してくれる人が必要であり、その人の努力によって初めて嘘つきは直るのです。
嘘つきは直す人が命がけにならなければならないのだと思いました。