昨日が終われば、今日、今日が終われば明日がやってきます。
現実には時は流れるように過ぎ去っていますが、私たちは当たり前のように今日が終われば、明日がやってくると思って、時間を大切にしようとはしません。
なぜ、時間を大切にしないのか?
それは時間はいつまでもあると思っているからです。
人生には限りがあるのに、私たちはあたかも終わりなんて来ないかのように生きています。
しかし、時間があると思って生きている間に、現実には途方もない時間が過ぎてしまうのです。
でも、私たちは途方もないほどの時間が過ぎても、まだまだ時間があると思って、人生の終わりを考えないのです。
だから、私たちは死を真面目に考えるのは、死ぬまでないのです。
いつまでも死なないと思いながら、人生はいつまでも続くと思って生きている。
でも、本当は人生には終わりがあるのですね。
その終わりを意識して残された時間をどう使えばいいか考えて生きてゆく。それが大切なことなのですね。