人はなぜ生きるのでしょうか?
それは自分の中に価値のある人間というイメージを無くすことです。
このイメージがあるから、自分はそれよりも上か下かにとらわれて苦しむ。
自分の理想とする生き方ができないと自分はダメな人間ではないかと思ってしまいます。そして、自分を責め続けます。
じゃあ、理想があるなら、頑張って理想を目指せばいいじゃないかと思うのですが、それはしません。
なぜなら頑張ってなれなかったら、やればできたのにと言い訳することができないからです。
でも、そのイメージを持ち続ける限り、人はそれよりも上か下かで苦しみ続けることになる。
そんなものにとらわれない自由に生きていい世界にでることこそ、仏教でいう解脱であり、幸せな心の世界なのです。