どんなに今という時間にしがみついていたいと思っても、時間はどんどんと過ぎてゆく。
だから、今という時間を大事にしなければ、多くの時間を無駄にして、人生をも終わってしまうのではないかなと思います。
そういう意味で、時間というのは、いつも自分にとって大事なものであり、無駄に過ごしていい時間はないと思います。
でも、私たちは時間ほど無駄にしているものはないように感じます。だから、時間があると、お金が足りない訳でもないのに、働いてお金に変えている人がほとんどではないかなと思うのです。
確かにお金は生きる為には必要なものです。でも、働いて、お金を稼いで、何をするのか、それが無かったとしたら、人生は結局、意味の無いものになってしまいます。
どんなに働いて、お金を稼いで、生きても、最後は死んでゆきます。
でも、ほとんどの人は死ぬとはどういうことかを知らずに、一生懸命生きたら悔いがないように思っています。
人生というのは、生きている間に何を手に入れても、死んでゆく時には置いてゆく。という事は、置いてゆくものの為に時間をかけても、結局は意味の無いものになってしまうのです。
人生を真面目に生きるとは、必ず待っている死を意識して、何を持ってゆけるのかを考えることです。
死んでも残るものの為に生きてこそ、この人生が意味のあるものになる。そこに悔いのない人生があるのではないかと思いました。