私たちは幸せになる為に生きています。では、幸せとは、何かと言いますと、自分の心が温かくなるような温かい心です。
私たちは温かい心になりたいと思って、まわりの人から温かくしてもらえることを望みますが、実際は自分が誰かのことを大事にすることで心が温かくなります。
そういう意味で仏様はまわりの人に施しをして、大事にするので、心がいつも温かく幸せな心で満たされています。
でも、私たちは煩悩がある為に、自分の心が温かくなるよりも、価値のある人間になって優越感を味わうことが幸せだと思って、心を温かくしません。
自分の心に目を向けるようにならなければ、心を問題にして生きることもしない。だから、心を温かくしようと思うこともないのです。
心に目を向けてこそ、心を温めようと、周りの人を大事にしてゆく。苦労も喜んで求めてゆくようになるのです。