苦手なことに取り組むことは不安なものです。それは苦手だから不安じゃなくて、失敗した時にまわりの人から白い目で見られると思って不安なんです。
このような人は常に他人から見捨てられるのではないかという目で世界を見ている。だから、いつも通りのことをすることは大丈夫でも、いつもやっていることではない、慣れていないことをする時に、不安になる。
やる前から失敗することを想像しておじげずく。
でも、そこで逃げてしまったら、その時は嫌なことをしなくて済むかも知れないが、苦手なことは、これからも色々な場面でやってくる。だから、一度逃げてしまうと、その度ごとに逃げてしまい、自信を失ってしまう。
逃げても問題は解決しません。だからと言って、向き合うこともできない。
そんな時は背中を押して現実と向き合わせてくれる人が必要です。
その時には厳しく言われるかも知れない。それでも、それは優しさの裏返しの厳しさ。そう思って、渋々現実と向き合ってゆく。
向き合ってしまえば、そんなに恐ろしいことはなかったと分かるはずです。
そんな風に背中を押してくれる人が誰にでも必要なんだと思いました。