不安が溜まる | 幸せのこころとかたち上田祥広のブログ

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人はどうしたら幸せになれるか。なぜ苦しまなければならないのか。お金や地位や名誉をどれだけ手に入れたかを問題にするよりも、自分がどうしたら幸せになれるかを問題にして生きてみませんか。

人は無常が来ると、今まで溜まっていた不安を吐き出す。今までは固い我によって、心の中に封じ込めていたものが、無常という衝撃によって我が崩れ、自分の心から溢れ出す。

そういう意味で死を目の前にすると誰もが心が不安に覆われると思います。

この不安は自分の心を見てない所から溜まります。

私たちは我が自分だと思っているので、心があっても、その心を見ようとしない。

その為に自分らしく生きようとすればするほど、結果的に自分を見ることがないので、不安は溜まってしまうのです。

しかも、人間とは、不安が吹き上がると安心しようとして、我にすがるので、ますます心を否定し不安が増す。

不安から次の不安を生み出し、苦しみ続けることになるのです。

だから、みんな我を崩したら終わりだと思って生きています。

そして、臨終に我が崩れ、苦しむことになってしまうのです。

不安が溜まらないように、心を見てゆけたらいいなと思わずにおれません。