皆寂しい世界に生きている | 幸せのこころとかたち上田祥広のブログ

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人はどうしたら幸せになれるか。なぜ苦しまなければならないのか。お金や地位や名誉をどれだけ手に入れたかを問題にするよりも、自分がどうしたら幸せになれるかを問題にして生きてみませんか。

親鸞聖人は人間とは愛欲の広海に沈んでいるものだと言われている。愛欲とは、愛してもらいたい、大事にしてもらいたい、自分のことを見てもらいたいという心。それが広い海のように自分の心から溢れ、その海に沈んでいるものが私たちだと言うことです。

だから、みんな自分のことを見てもらいたいと思っているし、自分の話をする。

そして、話を聞いてもらうことで、自分を感じて安心します。

でも、世の中は自分の話を静かに耳を傾けて聞いてくれる人はなかなかいません。

みんな自分の話をしたいという人ばかりで、他人の話を聞いてあげたいという人はいないのです。

だから、みんな自分を感じることができず、心に不安を感じています。

ただ自分を感じたいだけなのに、なかなか自分を感じることができない。

人はたくさんいるのに、そんな寂しい世界の中に生きているものが私たちなんだと思います。

他人の話を聞くのも、自分の心に余裕がなければできない。

だからこそ、他人の為にも心に余裕を持ってあげたいなと思いました。