布施をしてこそ、布施を受け取れる | 幸せのこころとかたち上田祥広のブログ

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人はどうしたら幸せになれるか。なぜ苦しまなければならないのか。お金や地位や名誉をどれだけ手に入れたかを問題にするよりも、自分がどうしたら幸せになれるかを問題にして生きてみませんか。

幸せとは、布施を受けた時に感じるものです。他人から親切にしてもらった時、私たちは自分の存在を大事に思って嬉しくなるものです。

しかし、誰でも親切にしてもらったら、感謝の心が起きる訳ではありません。相手の好意を当たり前に思い、当然と流してしまう人もいます。

それどころか、不満を起こし、ここが至らなかったと非難する人さえいます。

施しを受けることは幸せなことなのに、受け取り方一つで幸せだと感じたり、不満に思ったりします。

この違いはどこから起きるのでしょうか?

仏教では、どんなにまわりの人が親切にしても、受ける側の受け心がなかったならば、幸せを受けることができず、逆に苦しみに感じる人もあると教えられます。

では、受け心はどうしたら身につくのでしょうか?

それは自分自身がどれだけ真心で施しをしたかで決まります。

布施をしてこそ、相手の布施も受け取れる。

自分がやるからこそ、真心でやるのは難しいと知らされるし、他人の何気ない行為も、そこに優しさを感じて、幸せに感じたりする。

だからこそ、お釈迦様は仏法の聞き始めの人に布施を勧められたのです。

布施こそ、幸せになる為に大切な種まき。

幸せな気持ちで生きてゆくのに、必要な善なのです。