人生には出会いがあれば、別れもあります。どんなに大切な人とも必ず別れる時がやって来ます。
だから、大切な人と過ごす時間は二度と戻らない大切な時間であり、大事に一粒もこぼさないように過ごさなければならないのに、私たちはいつまででもあると思って、何となく過ごしています。
しかし、そうやっていつまででも一緒におれると思って過ごしても、心に残ることはなく、別れが来た時に後悔が残ります。
確かに別れが来ると思うと一緒にいても悲しくなりますが、そう思わなければ、大事に過ごすこともしない。
そう思うとたとえ悲しくても、二度とない時間なんだと思って過ごした方が心に残るし、一緒に過ごした思い出が心に刻まれると思います。
本当は何気ない毎日こそ、二度と戻らない時間なのに、そのことが分からず何と無駄に毎日を過ごしてもしまっているかと思うと、人生のほとんどを無駄にしている現実に反省せずにはおれません。
無常を忘れず、二度と戻らない毎日を過ごしているのだと意識して一日一日を噛み締めるように生きて行きたいものです。