私たちは迷っているので、自分には智慧があると思っています。
自分が正しいと思うことは正しいことであり、自分が間違っていると思うことは間違っていることだと思っています。
そして、自分の判断には間違いがないのだと思っています。
しかし、多くの場合、私たちは智慧がないので、自分が正しいと選んだ道を進むことで返って苦しむことはよくあることです。
その時、自分には智慧がないのだと思って、正しい智慧を知りたいと思う人は稀です。
多くの場合、自分の判断で苦しむ結果になったとしても、自分は間違いない、悪いのは他人だと思って、他人を責めるばかりで、自分の種まきを反省することはしません。
こうやって自分の判断を固く信じ、自分が正しいと思う道を突き進み、多くの人は苦しんでいます。
自分には智慧がないのだと謙虚に受け止めることは難しいことなのかも知れませんね。