人というのは相手に対して年齢に応じた振る舞いをするように求めます。
だから、若い時には許されることでも、歳を取ると、こんな歳なのに、なんでこんなこともできないのと厳しい目で見られるようになります。
でも、人間というのは歳と共に成長できる人は少ない。
だから、身体は大人でも精神的には子供という人は一杯います。
そんな人に対して世間の目は冷たい。
だから、精神的に子供でも人が見ている前では大人のように振る舞うようにする。
でも、歳を取ると、理性的に大人のように振舞っていた人も子供の心が見えてくる。
つまり、他人からどう見られるかを問題にできなくなってくるのです。
その時に、世間は子供のようになってしまったその人に厳しい。
それはその人自身、散々厳しい目で見てきたからです。
あんなに厳しく人には注意していたのに、こんなことも気にならなくなってしまった。そんな人を注意されてきた人は許すことができない。
私はどんなに他人ができなくても年齢相応に見て厳しく見るのは良くないと思います。
それよりもその人の精神的な成長を少しでもできるように支えてあげることが大切なことだと思います。
厳しく人を見る人ほど、自分自身は子供の人が多い。
他人を問題にするよりも子供のような自分の心を問題にして少しでも成長してゆくように謙虚に求めてゆくことが大切なことではないかなと思いました。